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ドラゴンボールIF
友の背中を追い続けた小さな勇者が居た そして彼は今友との約束を果たす
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そしてこれは良識の有る大人なら誰でも
分かる筈の事だが 本来の人格を隠したまま
では精神が成長しない事は直ぐに分かる
即ち孫悟空は何れ必ず破壊の化身となり
世に災いを招くであろう


それを止めようとして孫悟空抹殺を掲げ行動
していた兄もレッドリボンもやられてしまった
事も知った


これは第一には急に強大過ぎる軍事力を持った
レッドリボン軍を市民達が誤解し恐れるように
なってしまった事


市民達を孫悟空から守る為に世界中の都市や
村を徘徊していた事も皮肉な事に誤解を招く
原因になってしまったようだ


そして何も知らない人々が孫悟空の味方をして
しまった その結果レッドリボン軍本部は
跡形もなく壊滅し何時も家族の先頭に立ち
心から世界の平和を願っていた兄のレッドも
志半ばにしてこの世を去った事を知った時には
嘆かずにはいられなかった


レッド「儂が死んだじゃと!?」


ホープ「ケロンお爺ちゃん死んじゃったの?」


スピア「でも私達の世界のお爺ちゃんは
生きてるよ?」


ゲロ「これだったのかっ・・未来が決定的に
変わったのはこれだったのか!?・・ならば
この後儂がやる事は容易に想像が出来る」


隊長「それはつまり・・そう言う事なのか?」


ブルマ「人造人間の・・ホープちゃんと
スピアちゃんの戦力化」


儂等研究員メンバー全員が全てを失ったかの
ように床にへたり込み天に向かって咆哮した


涙が枯れ果てるまで何時までも何時までも
泣き続けた


だが泣き叫ぶ一方で儂は嫌な予感が止まら
なかった そしてそれは最悪の現実となって
現れてしまった


孫悟空を英雄として崇め讃える市民達は
レッドリボン軍の生き残りを排除しだしたのだ


その有様はまるで一昔前の魔女裁判のよう
じゃった


当然レッドの顔も儂の顔も世界中に知れ渡って
いるので儂は全世界に犯罪者として指名手配
されてしまった


幸いにしてこの研究施設の場所は誰にも
発見されていないが既に儂等の居場所は
世界中の何処にも無かった


それでも儂等はこの研究を止める訳には
いかなかった


そして儂はやむを得ず二人の戦力化への道を
検討せざるを得なかった


儂等は寝食を惜しんで研究に没頭し気が付けば
もう10年以上の月日が流れていた


幸いにしてと言うべきかその間に孫悟空の
恐るべき本性が目覚める気配は無くレッド
リボン軍残党の弾圧も市民にとっては
それに代わる脅威となるピッコロ大魔王や
孫悟空と同じサイヤ人の襲来で何時しか
儂等の事は記憶の隅に埋もれていったようだ



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