彼の者は己の罪を悔い老人の背中に英雄を見る そして小さな勇者は己の戦場に向かう
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ショックで
今まで 唖然として哀しみに憔悴しながらも
手持ちの物で武天老師の手当てをしていた
ヤムチャの家族達も訝しげな視線を此方に
送るが 俺はそれ所ではなかった
ピッコロ「天界の宮殿とは其所に住む神と
其所に住む事を認められた者の力によって
成り立ち地上と繋がっている 地球の神が
俺と同化して一つとなった以上天界に住む
資格があるのは俺とお前だけだ 故に
どちらか一人は天界に残っていなければ
天界はこの地上から切り離されてしまう
それ故に過去お前は非常事態以外は一度として
頑なに神の宮殿から離れる事はなかった
お前が天界から離れたのはたった一度
俺がサイヤ人に殺され俺と繋がっていた
神も消え去った時だけだ・・何があったポポ
・・その 憔悴しきった表情 念話も
使えない程の何があったんだ 答えてくれ
ポポ!!」
ミスターポポ「神様・・・・悟空は・・
悟空は既に」
孫悟空「くくく・・・くくっく」
・・俺は何かを忘れてはいまいか・・
俺はまるで祈るような気持ちで一杯だった
最早存在しない神にさえも縋るような
気持ちで絶叫していた
しかし俺の祈るようなその問い掛けにも
ポポは答えてはくれなかった
ミスターポポは只只悲しげに俺を見ている
だけだった 或いはそれ程までに話すのが
躊躇われる程の悲しい事実が待っているのか
そして孫のあの不適な笑み 恐ろしいまでの
歪な狂笑 ベジータ トランクス そして俺
これだけの実力 者に囲まれながらも何故孫は
あんなにも余裕を持った態度でいられるのだ
・・思い出せ 思い出すんだ・・
これだけの人数に囲まれながら何故孫は
あんなにも自信満々なのだ
未来から来たトランクスを含めた俺達
全てを相手にするつもりか
嘗ての仲間全員を相手にして勝てるつもりか
ピッコロ「む?・・・待て俺は今何を
考えていた」
嘗ての仲間全員とそう言ったな 本当に
そうか? 俺 ベジータ 意識を失った
武天老師 俺の失態で命を落としたヤムチャ
ここには居ない悟飯
ピッコロ「うぁあ!?・・・これだったのか」
・・何故これまで気が付かなかった・・
足りない 明らかに足りない 自分 達と
一緒に苦楽を共にした最高の仲間達
・・あの三人は何処だ・・
ピッコロ「何処だ!? ベジータ!!
ブルマ!! 彼奴らは何処だ!? あの
三人は今何処に居る!! クリリンは!?
天津飯は!? 餃子は!? 彼奴らは
何処だぁあああ!!」
トランクス「・・・え?・・・クリリン
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