若き戦士は己の信じる道を歩む そして彼は初めて父親の温もりを感じる
[9/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
持ち
生きていた そしてそれ程の怪我を負っても
溢れ出る母さんの生気を奪う事にはなら
なかった
そしてそんな母さんを醜いと言 う人間は
この場に誰一人として居はしない
ミスターポポさんに抱きとめられ地上に
降りた母さんに 父さんと喜びを隠し
きれない俺が声を掛ける
ベジータ「ふんっ 随分と元気そうじゃ
ないかブルマ そんなに元気なら心配する
必要もなかったな」
トランクス「母さん・・よかった無事で」
母さんはミスターポポさんの肩を借りながら
話し出す
どうやら歩けない程に片足を痛めてしまった
ようだ
しかし母さんはそんな事何でもない事の
ように振る舞っていた
ブルマ「そんなの当たり前でしょう
私を誰だと思ってんのよ あんたの妻が
これ位の怪我でへこたれる訳無いでしょ
それよりもあんたこそ戦場をほっぽり 出して
私の所に来たら許さなかったわよ・・
トランクスもありがとう心配してくれて
本当に危ない所をミスターポポが助けて
くれたの」
ベジータ「はんっ 俺を誰だと思っている
お前の夫だぞ 俺は自分のやるべき事を
見失ったりはせん」
ブルマ「ふふ それでこそベジータだわ」
トランクス「はは・・・よかった本当に」
母さんの軽口に釣られるように 同じ
く軽口で返した父さんの言葉に母さんも俺も
状況を忘れ一時笑顔になる
だからこの時俺達は気が付く事が出来
なかったんだ
・・ミスターポポさんがこの場に来た
本当の意味を・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
ベジ―タ達が喜ぶ一方で 先程からずっと
嫌な予感が止まらない者が居た
ピッコロ「・・(一体何だと言うんだ
恐ろしいまでのこの嫌な予感は)・・」
それは先程の自分の失態と相まってどうしても
拭いきれない恐ろしいまでの嫌な予感となって
彼を支配していた
彼はそれを振り払うように生唾を飲み込み
ながら ゆっくりと問い掛ける
ピッコロ「何故だ・・ポポ・・・何故お前が
此所に居る?」
その声はまるではあってはいけない恐怖を
現実のものとしたく無い そんな祈りの
籠った言葉だった
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・未来は不確定なものである・・
ここは神の宮殿の一角にある可能性未来を
映し出す映世 の鏡が安置されている部屋
その映世の鏡に映る三つの邪悪な影が今
静かに脈動初めていた
霞のようだった三つの邪悪な影は今や
漆黒の闇となって映世の鏡を
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ