若き戦士は己の信じる道を歩む そして彼は初めて父親の温もりを感じる
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きりと
分かる この人がそうなんだ 自分の
目の前に居るこの人が俺がずっと会いたくて
ずっと探し求めていた俺の父さんなんだ
成らば自分のするべき事はもう決まっている
目の前に居る父さんに無様な姿を曝す事は
出来ない 俺は今一度父さんの横に並び
悟空さんを見据えながら横に居る父さんに
話し掛ける
トランクス「父さん貴方はやっぱり俺が
ずっと思い描いていた通りの人だ・・・
会えて良かった・・貴方の息子になれて
良かった」
ベジータ「 ふん・・餓鬼のくせに言って
くれるじゃないか だったら俺もその期待に
応えなきゃならんな・・・それに見物人は
他にも居るようだからな」
トランクス「え・・・・はっ!? この
気配はまさか!?」
俺の万感の想いを込めたその言葉に
父さんはぶっきらぼうな言葉を投げ掛け
ながらも 何処か気恥ずかしそうにすると
視線を何処かへと向けながら話を続けた
その言葉に何だろうと訝しんだ俺だが
直ぐにその意味がわかった そして俺の
表情も軈て喜びに変わった
トランクス「この気配は間違いないっ
母さんだ!! 母さんは生きていたんだ!!」
ベジータ「ああ どうやらブルマは無事
だったようだな」
孫悟空「ちぃっ あの女生きてやがったのか
・・しぶてぇな」
母さんが生きていてくれた事に喜びに
打ち震える俺と父さんと若干苛正しげな
表情で舌打ちする悟空さん
そんな俺達の視線の先では母さんの気配が
段々と大きくなってくる そして母さんの
姿が見えた時の反応は様々だった
ブルマ「皆ぁああ 私は無事よぉおおお!!」
トランクス「母さん!? 良かった無事で
・・でも母さんを抱き締めて飛んでいる
あの人は?」
ベジータ「あれはミスターポポか・・・
そうかポポがブルマを助けてくれたんだな」
トランクス「ミスターポポ?・・そうか
あの人が」
孫悟空「はんっ また増えやがったか
次から次へと御苦労な事だ」
ピッコロ「何?・・・ポポだと?・・・
馬鹿な何故ポポが地上に」
ミスターポポさんに抱かれている母さんは
間違いなく生きていた
恐らくは爆発の衝撃と バラバラに吹き
飛ばされた飛空艇の破片が酷く母さんを
打ちつけたようで 失明はしていない
ようだが 瞼が真っ赤に腫れ上がり
頬や額は打ち付けた際の痣で血が滲み
肌が青く変色していた 身体も衣服は
所々が破け流れ出た血が染み込み 元は
華やかで綺麗だったと思われる服は血で
真っ赤になっていた
だがそれでも母さんはしっかりと意識を
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