若き戦士は己の信じる道を歩む そして彼は初めて父親の温もりを感じる
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そうとする
トランクス「あんたって人はぁあああ!!
くそっ 母さん今直ぐに助けに行きます!!」
ベジータ「・・・・落ち着けトランクス
先ずはこいつを片付けるのが先だ」
トランクス「そんな!?」
孫悟空「・・ほぅ」
だが それを止めようとする父さんの
信じられない言葉に俺は驚き 悟空さんは
面白そうな表情をする
トランクス「何故ですか父さん!?
どうしてそんなに平気なんですか父さんっ
今こうしている間にも母さんが死ぬかも
しれな・・・・父さん」
孫悟空「どうしたんだトランクス 行くのか
行かないのか?」
俺は込み上げる怒りを抑えられずに
思わず我を忘れ父さんに詰め寄ろうとした
だが父さんのその表情を見てその思いは
消し飛んでいた
父さんは歯を食い縛り 青くなる程に
拳を握り締め 溢れ出そうになる激情に
必死に 耐えていた そして悟空さんを
睨み付けながら口を開く
ベジータ「ふんっ もし仮に俺が此処で
あいつを選んだらブルマは一生俺を許しては
くれないさ・・あいつはきっとこう言う
だろうさ・・自分のやるべき事を見失うな
ってな・・・そう言う女さ 俺が愛した
ブルマって女はな」
トランクス「その言葉!?・・その言葉は
何時も母さんが言っていた言葉だ」
俺は刹那の瞬間 自分の世界での事を
思い出していた 俺にとって師匠であり
そして兄でもあった悟飯さんが人造人間に
殺されて以来 俺はずっと一人で戦い
続けてきた
思うように行かず悩む事も沢山あった
でも悩み事があっても 一人ぼっちの
俺には相談する友人など誰も居なかった
どうすればいいか悩んでいると何時も
母さんが言っていた言葉
・・(「良い事 良く聞きなさい
トランクス 貴方はこれからきっと沢山の
大きな壁にぶち当たるわ でもどんな事が
あっても自分のやるべき事を見失っちゃ
駄目よ 迷った時は頭で考えちゃ駄目
そんな時は自分の心に問い掛けてご覧なさい
大丈夫貴方ならきっと答えが見つかるわ
だって貴方には私が愛したあの人の血が
流れているんですもの きっとあの人が
貴方を導いてくれるわ 強くて優しくて
絶対に自分を見失わない誇り高いサイヤ人の
王子の人の血が貴方には流れているん
ですもの」)・・
何時も母さんは俺にそう言ってくれていた
けどその言葉を聞いて も生まれてから一度も
父さんの温もりを知らない俺にはその答えが
分からなかった
けど今なら母さんの言っていた言葉の
意味が良く分かる
今の俺には自分の進むべき道がはっ
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