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ドラゴンボールIF
若き戦士は己の信じる道を歩む そして彼は初めて父親の温もりを感じる
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目を覚まさないとわかっていても
何度も何度も声をかけていた


   「サム眼を開けておくれ っ サム!? 
サム!!  ううっう すまんゲロ儂は
何も出来んかった そればかりか武天老師殿も
トランクス君も危険に晒してしまった
  レッド!? 良かったお前は無事
だったのか!!」


ピッコロは恐らくは責任を感じている
のだろう 小さい謝罪の言葉を呻き声に
しながら只只悲しく項垂れていた


  「すまん・・すまん・・・・畜生
・・・・畜生  そんなに悲しむなよ
ピッコロ ヤムチャもプーアルもあの世で
喜んでくれるさ・・・特にヤムチャはな」


私はその言葉に 例えようもない嫌な
予感を覚えた


ブルマ「寂しくなくなる? ヤムチャが
喜ぶ?・・どう言う事かしら?」


けどその疑問の答えを私は直ぐに知る
事にな る


  ・・自分自身の身を持って・・


私が訝しんでいると画面の中の孫君が
奇妙な行動を取り始めた


  「背中を見せるだと!? 何をする
つもりだ カカロット!!  へへっへ
そんな意味のない場所に気弾を放って
何の意味があるんだ  さぁどんな意味が
あるのかなぁ・・なぁベジ―タはわから
ないか?  何!?・・・はっ!?」


孫君は作り出した気弾をベジ―タ達に
放つ事なく 突然後ろに向き直ったのだ


孫君の向き直った方角に私は覚えがあった


ブルマ「あれ?・・あっちは確かベジータの
来た方角よね?・・そんな方角に何の意味が」


画面の中の孫君の邪悪な笑みは最高潮に
達していた
そしてその表情が更なる狂 笑に変わると
その手に作り出した気弾を何処かに向けて
思いっきり投げつけた


   「感謝しろよヤムチャ 今お前の
好きな女を届けてやるぜ!! おらぁああ!!
  やはりあの方角はブルマの!? 
よせカカロットォオオオ!!  そんな!?
あの方向に母さんが!?」


ブルマ「え?・・・私?」


言葉の意味が理解出来ずに一瞬呆けていた
私だったけど 投げ付けた気弾が画面から
消えると 次の瞬間気弾は私の視界に
飛び込んで来た


ブルマ「・・・・え?・・・あれ?」

   ドッガッアアア!!


次の瞬間 気弾は私の乗った飛空艇を
破壊していた


事ここに至って私は漸く理解した


ブルマ「・・(あぁ・・そっか・・ベジータが
来た方角って私が 居る場所じゃない)・・」


この高さじゃ絶対に助からないわよねぇ


参ったなぁ ベジータとトランクスは
泣くでしょうね皆も悲しませちゃうかな


  「ブルマァアアア!!  
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