暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第36話 ティアの受難?大変ですね
[9/13]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
しただけで、まだコントラクト・サーヴァントしていません。ティアは素で喋れるだけです」
おっ、2人が固まりました。無理もありませんが。ティアも心配そうに私を見ているので、目で“大丈夫”と返答しておきました。
「と言う事は、獣人か何かですか? 猫の姿をしてますし。アカデミーにバレたら、大変な事になりますよ」
「いえ、獣人ではありませんよ。ティアの正体は……」
私の説明に、2人は仲良くフリーズしました。そして……。
「何でラインクラスのギルに、そんな高位の存在が呼び出せるんですかーーーー!!」(ガスッ)
ディーネから突っ込みが入りました。右ストレートのおまけ付きです。当然痛いので、確りガードさせて頂きました。
「いえ……今の私は、トライアングルクラスですよ」
ディーネがワナワナとふるえています。
「ぎ……」
「ぎ?」
「ギルの馬鹿ーーーー!!」
元気に走って行きました。あのスピードでは、とても追いつけません。流石ディーネです。さて、アナスタシアの方は、何かブツブツと言ってますね。何を……。
「……の力を司るペンタゴン。『可愛い猫ちゃん。可愛い猫ちゃん。可愛い猫ちゃん。可愛い猫ちゃん』我の
運命
(
さだめ
)
に従いし(ゴンッ)」
取りあえず拳骨で黙らせました。
「うぅ〜〜〜〜。兄様酷い」
アナスタシアが叩かれた場所を手でさすりながら、涙目で抗議して来ました。
「場所を考えなさい!! 場所を!! ……ここは私の部屋です。巨大な生き物が来たら、私の部屋が倒壊するかもしれません」
「呼び出すのは、可愛い猫ちゃんだから大丈夫だもん」
「その保証は、何・処・に・あ・る・の・で・す・か?」
私はアナスタシアの頭に手を置き、手に体重を少しずつ掛けながら威圧します。
「兄様!? 縮む!! 縮んじゃう!! ごめんなさい!! ゆるして!!」
「解れば良しです」
手を放すと、アナスタシアはガックリと肩を落とし「あたしもティアちゃんみたいな、ちっちゃくてかわいい子が欲しかったのに……」とか呟いています。まったく仕方が無いですね。私はそこでため息をつくと、落ち込んでるアナスタシアに言ってあげました。
「着替えて裏庭に行きましょうか。私が見ててあげます」
「ほんとう!!」
嬉しそうにするアナスタシアに、私は頷いてあげました。
私とアナスタシアは、訓練着に着替えて裏庭に集合しました。召喚された者が暴れた時の為に、完全武装(+ティア)をしておきます。
ドリュアス家では基本的に、魔法を使うのは自己責任です。危険な魔法を使う時は補助を付ける決まりがありますが、それが必ずしも父上や母上である必要はありません。今
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ