暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第36話 ティアの受難?大変ですね
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う名のリンチは、かなり軽減されそうです。上手く立ち回れば、回避出来るかもしれません。しかしその分、ディーネとアナスタシアの視線に敵意が含まれていました。……取りあえず、そっちは後回しです。
手早くサイレントをかけ、聞き耳を防止すると報告を開始しました。
「塩田の設置は完了。予定製塩量を確保する事に成功しました。工期が伸びてしまった事は、大変申し訳なく思っております」
「良い。設置作業が如何に過酷だったか、ドナルドより聞き及んでいる。むしろ過酷な状況下で、良くやったと褒めても良いくらいだ」
「そうね。ギルバートちゃんが、倒れたと言う話も聞いたわ。無理をさせてしまって、ごめんなさい」
父上の言葉に続き、なんと母上が私に謝って来ました。天変地異の前触れでしょうか? 等と考えてしまった私は、悪くない……ですよね?
「それは、私の不徳の致すところです。今回の件は、大変勉強になりました」
「うむ。……それで、報告にあった件なのだが」
あれ? 父上、いきなり本題ですか? ディーネとアナスタシアの視線が、敵意を通り越して殺気に近くなっているのですが。
「塩輸送に船を購入する話だが、フラーケニッセ・オースヘム街道が、2カ月後に完成予定の為必要ないと言う意見も出たが、後にアルビオン交易に使えると言う事で船を2隻購入する事になった。海鳥対策のガーゴイルに関しては、まだ結論が出ていない。技師が居ないのでは、修理やメンテナンスにかかる費用は無視出来ないからな」
……そうですか。なら私の要望もこの場で言ってしまいましょう。
「塩輸送船は、私が魔法の道具袋込みで乗り込み、旧ドリュアス領の倉庫に塩を保管する事を提案します。これで生産量を誤魔化せるでしょう。ガーゴイルについてですが、ガリアからマジックアイテム技師を引っ張って来れないですか?」
「船については問題無い。……が、技師は流石に無理だろう」
父上が渋い顔をしました。しかし、ここで詳しい話をする訳には行きません。ガリアで政変が起こるなんて言っても、今は情報元を説明出来ませんから。
「駄目で元々ですよ。サムソンの件もあります。意外と見つかるかもしれません。情報収集のついでで良いのです」
「解った。それで良いなら探させよう」
「ありがとうございます。そろそろ部屋に戻って、休ませて頂きます」
用が済んだなら、この場は即時撤退ですね。
「待った」
父上から突然待ったがかかりました。他に用件は無い筈ですが……。
「最初から気になっていたのだが、腹に着いたその袋は何だ?」
私は無言で、特大ウエストポーチからティアを引っ張り出します。それでも起きないティアに、私は内心溜息をつきました。最初の内は一緒に寝てても
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