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虹の軌跡
第四十四話

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琴莉
「さて、と…」

改めてあおいに向き直る琴莉

琴莉
「あおいちゃんって、好きな人いるの?」

あおい
「//!?い、いないよ、そんな人」

琴莉
「フゥ〜ン?さっきの2人ならどっちがタイプ?」

琴莉の目の色が変わる

あおい
「えぇぇぇ?そんなこと聞かれても…」

琴莉
「あおいちゃんならコウ君かな?ケイ君は若干馴れ馴れしい面があるから」


コウ君?

七橋君の事かな…?

あおい
「いや、七橋君はただの友達で…」


琴莉
「え〜?でも、お姫様抱っこしてもらったんでしょ?」

あおい
「えっ?何の話?」

琴莉
「とぼけないでよ。10日位前に保健室まで運んでもらったんでしょ?」

10日前?


七橋君を勧誘しようとした勝負の日だ


あの後、倒れたボクを保健室まで…?


鏡を見なくても顔が赤くなるのが解る


もしかして、ボクは七橋君を…?
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