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幽霊だからって恋がしないとは限らないっ!
血塗られた怪異。
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チャイムも鳴り、帰ろうとしていた俺達。

ウオォォォン。

犬の鳴き声のような音が響き渡った。


ドクン。


「ぐっ!」
俺はその場にかがみこんだ。
「伊織!?」
「大丈夫か!!いおりん!?」
「あ、ああ、だがさっきのは・・・」
「うん、あの魔物だよ!」
「部長!」
「分かったよ。」
俺は中二病のおかげで無駄に戦闘能力が高いが、部長がなぜ高いのかが不思議だ。
「よし!武器は完璧だ。」
俺はいつも女に持てることを妬んだやつらに狙われているから護身用にトンファーを持っている。
「行きます!」
霙は剣道部副部長。
「行くよ!」
ツカサは体を鍛えるために空手部に所属している。
だから部長はなんで戦闘能力高いんだよ。

///////////////////
「居ないな・・・」
「そうですね・・・」
「まぁ、もう少し奥まで行ってみよう」
「はい。」
俺達五人は結構奥まできた。
「っ!・・・・気配がする・・」
視界が開けた場所に出たが、周りは薄暗い。
グルゥ!!
一気に出てきた獣は渚に襲いかかった。
「きゃっ!」
「させるか!」
俺は前にでて攻撃を防いだ。
「全員戦闘開始!」
「ああ。」「はいっ!」「分かりました!」
「食らえ!」
俺は前へ飛び、顔面に一撃お見舞いしてやった。
グルゥぅぅ
「さすがですっ」
「喋ってないでいけ!」
「はいっ!」
霙は溝内に剣を食らわせる。
「僕も行くよ!」
一気に飛んだツカサは背中にけりを食らわせる。
ガァゥ!
「ハァァァァ・・・はっ!」
部長は木刀で思いっきり叩きつけた。
グゥゥゥゥルルルル
獣は気絶したようだ。
「やったな。」
「成功ですっ!」
「やったよ!」
「まぁまぁだな。」
「・・・・・さすがですね。」
すると突然木の上から声がした。

「よくも私のペットを可愛がってくれましたねぇ。」
「誰だ!」
気配が全くしなかっ・・・
「ふ・・・」
こちらを向いたと思ったら消えて、目の前に現れた。
「遅いです」
「ぐあっ!!」
俺は木まで叩きつけられる。
「伊織!」
渚が駆け寄ってくる。
「く、来るな・・・・」
「玲瓏!危ない!」
後ろに刀を持った眼鏡の男が見えたとき、一気に力が沸いてきた。
「グァァァァァァ!!!!」
俺は一気に力を込め、顔面に一撃お見舞いしてやった。
「ぐっ!」
「伊織!?」
俺は今自分に自制が利かなくなっていた。
渚を殺そうとしたこいつを、憎らしいこいつを、


ーーーーーーーー殺してやる。

「止めて・・・止めてくれ・・・・」
こいつが怯えきった顔でこっちを見てくる・・・・
「だめだ・・・暴走か・・」
今こいつを殺ったらだめだ・・・あと
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