第三幕 トミーの到着その四
[8]前話 [2]次話
「しかも先生がいるから」
「僕がいるから?」
「悪いことにはならないと思うよ」
「それは買い被り過ぎじゃないかな」
「いや、先生はいい人だしね」
しかもだというのです。
「動物の皆もいるから」
「だからなんだ」
「そう、大丈夫だよ」
そうだというのです。
「僕はそう思うよ」
「それじゃあだね」
「先生はトミーを悪い様にはしたくないよね」
「うん、絶対にね」
「それならだよ」
先生がそう思っているのならというのです。
「トミーはまず大丈夫だよ」
「僕のことも大きいんだ」
「トミー自身がどうかっていうこともあるけれどね」
「そうなるんだね」
「さて、それじゃあね」
「それじゃあ?」
「トミーには僕から連絡しておくから」
何処に住みたいかということをです。
「明日先生にお話するからね」
「待ってるよ」
「そうしておいてね」
こうお話してでした、先生は王子とトミーのことについてある程度のことを決めたのでした、そしてお家に帰りますと。
動物達がです、先生にこんなことを言ってきました。
「先生、凄いよ」
「凄いことになったよ」
「凄いことって何かな」
先生は皆の言葉に目をしばたかせて返しました。
「一体」
「サラさんが来るのよ、日本に」
「サラが!?」
「ええ、そうなのよ」
ポリネシアが先生にお話します。
「この街にもね」
「またそれはどうしてかな」
「お仕事の関係でね。取引先の人とお話をする為に」
「日本に来るんだ」
「ほら、そうしたお話になってたでしょ」
「時々日本に来るって言ってたね」
「そう、それでなのよ」
ポリネシアはこのことからも先生にお話するのでした。
「この八条町にも来るから」
「また急にだね」
「お仕事は急に来るものでしょ」
ポリネシアは先生のことも含めてお話しました。
「先生だって今のお仕事はね」
「うん、急に来たね僕も」
「同じよ、お仕事は急に来るっていうのはね」
「サラも同じなんだね」
「そう、最近サラさんのご主人の会社の業績は急に伸びてるから」
八条グループと契約したからです、それでサラのご主人の会社は業績が急激によくなってきているのです。
「だから忙しいみたいよ」
「それで日本にも来て」
「そう、先生にも会いに来るみたいよ」
「元気かな」
「元気だと思うわ」
サラの体調についてはホワイティがお話します。
「電話にはポリネシアが出て人の言葉でやり取りをしたけれどね」
「元気なんだね」
「ええ、とてもお元気だったわ」
またポリネシアが先生にお話します。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ