暁 〜小説投稿サイト〜
鉄槌と清風
54部分:53:それぞれの想い
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

53:それぞれの想い

 明日にでもと言っていた夜の事、隊舎内にアラートが鳴り響く。
 ロングアーチからの報告では、U型の編隊を確認、近くにはレリックの反応も施設も無いらしい。
 また以前のU型よりも高性能らしく速度などが上がってるそうだ。

 「ちゅーわけなんやけど、どう見る?」

 「此方の戦力の確認と改造したU型のテスト、かな」

 「私もフェイトちゃんと同じ、かな」

 「そう考えるのが自然だわな」

 はやての問いに、フェイト、なのは、良彦の隊長陣が答える。

 「そやね、そしたら?」

 「今まで相手が知ってるはずの戦力だけで叩き潰す!」

 「だな、相手に態々情報やる事も無いだろ」

 更に問いかけるはやてにヴィータ、良彦が答える。
 フェイトの捜査でガジェットドローンの製作者は、広域次元犯罪者Dr.スカリエッティらしいと判明している、現在最も敵とみなされている相手だ。

 「それでいこ、なのはちゃん、フェイトちゃん、ヴィータ、アイン、頼めるか?」

 「了解」

 「判った」

 「任せとけって」

 「判りました」

 それぞれが返事をし、急ぎヘリポートへ、そこには新人4人も来ていた。
 ヘリへと乗り込みながらなのはが新人を見ながら。

 「じゃぁ、今回は空戦だから皆は隊舎で待機ね」

 「そっちの指揮はシグナムや、ちゃんという事きくんやで」

 「あと、ティアナは待機から外れておこうか、体調も魔力もまだ万全じゃないよね」

 はやてに続いてなのはが指示する、それに

 「何でですか、いう事を聞かない隊員は要らないって事ですか?」

 ティアナが噛み付く。

 「自分で言ってて判らない、それ当然のことだよ」

 なのはの返しに

 「自分で努力しちゃダメなんですか、私にはエリオみたいな才能もキャロみたいな希少技能も、スバルみたいな素質もない、ただの凡人が頑張っちゃいけないんですか?!」

 搾り出すように叫ぶ、それを…シグナムがティアナの腕を取って振り向かせ、頬に一撃。

 「相手にするから付け上がる…ヴァイスヘリの方は?」

 「乗ってくれりゃいつでも出せますぜ」

 「だ、そうださっさと行け」

 その後なのはを追いたて、ヘリへ向かわせる。

 「ティアナ戻ってきたらちゃんとお話しよう、思いつめちゃってるみたいだから」

 「いーから、後はあっちに任せとけば何とかなるってのあたしらは行くぞ」

 押し込むヴィータが一瞬良彦を見る、それに頷きを返す良彦。
 ヘリに乗ったなのは、フェイト、ヴィータ、アインがヘリポートを離れる。

 「はぁ…シャーリー、いるんだろ」

 良彦が階段の所にいた
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ