ちょっとした勝負にでました
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ういいわよ」
張り詰めていた雰囲気が少し柔らかくなったか?
「それじゃ、行って来る。シリカの事、頼んだぞ」
「まって、先にシリカちゃんを第四十七層の街に連れて行って」
振り返るとアスナがシリカの手を引いて近付いて来た。
「ギルドの雑用はどうするんだ? 色々と話を詰めるのはこれからだろ?」
「わたしは血盟騎士団副団長の立場があるから最後まで抜けられないし、今回はシリカちゃんまで付き合わせる訳には行かないわ。
――――――外はもう夜明けよ、今日の昼ごろがタイムリミットなんでしょ?」
「………………一応な」
シリカの前で触れて欲しくなかったが…………まぁ、そこがウチの副団長様ってところだろうな。
「だから、血盟騎士団副団長として命じます。クラディール、リズとシリカちゃんを上の宿まで送った後、必ずピナを復活させなさい」
「……――――わかりました。必ず」
「時間が無いゾ、街を散策するなり補給する時間は四十分以内にしてくレ、それまでに街の南門に集合で良いナ?」
「了解」
ボス部屋の奥から螺旋階段を上ると、一面の花畑に暫く目を奪われた。
此処が第四十七層か。
「綺麗な所ですね」
「足を止めて悪かったな、街へ急ごうか」
「いえ、時間ができたらこう言う所でのんびりしてみるのも良いなと思って」
「…………時間ができたらな」
俺達は第四十七層の街を目指した。
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