第7話 「協力と襲撃」
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んも気が付いて振り返る。それと同時に、ユーノが邪魔をさせないように高町とクロノ達の間に立った。
「ごめんなさい。高町なのは、指示を無視して勝手な行動を取ります!」
「あの子の結界内に転送!」
眩い光がブリッジに迸る。光の収束と共に高町の姿も消えた。
視線をモニターに戻すと、暗雲に覆われていた空に一部青空が見えていた。周囲が暗いせいか、そこから降り注ぐ光は一段と眩く見える。そのためセットアップを済ませた状態で現れた高町は、まるで天使のようにも見えた。
「すいません、ボクも行きます!」
そう言ってユーノも高町の後に続いた。
高町が現場に現れると水に囚われていた使い魔が強引に水を吹き飛ばし、高町に襲い掛かろうとする。彼女に迫る直前でユーノが姿を現し、防御魔法を使って使い魔を止めた。自分達は戦うために来たのではないと告げる。
「バカな、何をやっているんだ君達は!」
『ごめんなさい。命令無視は後でちゃんと謝ります。だけど……ほっとけないの!』
高町はテスタロッサの元へと向かう。ユーノは使い魔から意識を暴走するジュエルシードに向け、鎖状の魔法を水柱に向けて放つ。
『フェイトちゃん、手伝って。ジュエルシードを止めよう』
高町のデバイスから光がテスタロッサに向けて放出される。自分の魔力をテスタロッサに分けているのだろう。テスタロッサの魔力が回復したことを証明するように、黒いデバイスから生じていた魔力刃が元の大きさまで復活した。
ジュエルシードの動きを止めようとするユーノだが、ひとりで抑えるのは困難なようで空中を振り回されている。だが橙色の鎖も拘束したことで、幾分か落ち着いた。この場限りは協力したほうがいいと判断したのか、使い魔も加勢したのだ。
『ユーノくんとアルフさんが止めてくれてる。今のうちにせーの! で一気に封印!』
高町はテスタロッサにそう言いながら、デバイスを砲撃形態に変えながら距離を詰める。
テスタロッサは動きを止めたままだったが、突如デバイスが形態を変えた。それに彼女が驚いているため、黒いデバイスがテスタロッサの背中を押そうと自ら変形したのかもしれない。
高町が砲撃の準備を始めると、テスタロッサの足元にも魔法陣が出現した。高町のデバイスの先端には、一撃で封印しようとしているのか膨大な魔力が集まって行っている。
『……せーの!』
『サンダー……!』
『ディバイィン……!』
水柱付近には雷が走り始め、デバイスの集まる魔力も収束されていく。ユーノや使い魔は拘束を解いて距離を取った。
『レイジ!』
『バスター!』
水柱に轟雷が降り注ぎ、すぐさま桃色の閃光が向かっていく。直撃と同時に、雷の混ざった桃色の光が拡散していく。
『凄い! 7個を一
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