スーパーロボット大戦OG外伝
0514話
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「だが、新型機が戦場に出ていると常に遠距離での通信が出来ないってのは困るぞ?」
一応近距離での通信はNジャマー環境下でも可能だが、いざ何かあった時に遠距離での通信が出来ないというのは非常に痛い。
そんな俺の言葉に、レモンはいつものように得意気な笑みを浮かべる。
「もちろんそんな片手間な真似はしないわよ。スイッチのON、OFFが出来るように設計されているから、その辺は安心して頂戴」
「そうか。なら安心だな」
「……ちょっといいか?」
俺とレモンが笑みを浮かべて頷きあっていると、唐突にスレイが口を開く。
どこか困ったような……と言うか、呆れたような表情を浮かべながら。
「その、NジャマーUとか言ったか。その技術は……話に聞いていた、別の世界で手に入れたものと思ってもいいのか?」
「そうね。ほら、マリューがいるでしょう? 彼女の世界で開発された技術よ。もっとも、元々は通信の阻害じゃなくて核を使えなくなるようにする為に開発されたものなんだけど」
「……他の世界には色々な技術があるものなのだな」
しみじみと頷くスレイに、思わず顔を見合わせる俺とレモン。
「ちなみに、ヴィンデルから俺がシャドウミラーを引き継いだ後の、部隊としての目的はリュケイオスを使って未知の世界にある未知の技術を集めるって事になってたりするからな」
「そうね。そのおかげでアクセルの新型機には魔法を組み込めるようになったんだし」
「……魔法を新型機に組み込む、ですか。どんな機体になるのか全く予想出来ませんね」
「まぁ、それは完成した新型機を見てからのお楽しみという事にしておいて頂戴」
オウカの言葉に意味あり気に微笑むレモン。
その様子を見ながら、ふと気になった事を尋ねる。
「NジャマーUについては分かったが、そうなるとグロウセイヴァーで使われていたジャマーに関してはどうするんだ? NジャマーUと効果が被る以上は採用しないのか?」
一応NジャマーUは精密誘導兵器の類を無効化する能力もあった筈だ。そう思って尋ねると、レモンは小さく首を振る。
「その方向性でも考えたんだけど、そうするとジャマーを使用している時には長距離通信も出来なくなるでしょう? どうにかしようと頑張ってはみたんだけど、最終的にはNジャマーUと通常のジャマーの両方をシステムに組み込む事になったわ」
「……本当に大丈夫なんだろうな?」
これまでに聞いて来た数々のシステムやら特殊な装置やらが脳裏を過ぎる。
そんな俺の疑問だったが、レモンは挑発的な笑みを浮かべるのみだ。
「シャドウミラーの技術班、それが本気を出して設計・開発した機体なのよ? その辺は安心して任せておきなさいな。ただ、ちょっと予定外の事もあったりするんですけど
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