スーパーロボット大戦OG外伝
0514話
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ロンガの装甲を触りながら呟くレモン。
まぁ、確かに俺の場合は魔力や気といったものが付加されていない攻撃は効果がないし、宇宙空間で撃破されようとも全く問題無く生還できるからこそミロンガに乗れるというのは間違い無いだろうが。
「少なくても私ならシャドウミラーのメンバーを乗せようとは思わないわ。機体も独自設計が多すぎて専用の武装じゃない物を使うには色々と手を加えないといけないし。そこまでする程この機体に魅力があるかと言われれば答はNoね」
「ふむ、確かシャドウミラーでは兵士の大半を量産型Wで補っていたと思うが……そっちも無理なのか?」
スレイの質問に頷くレモン。
「そうね。確かに量産型Wならこの機体に乗れるかもしれないわ。けど、結局この機体は1機しかないのよ? それなら他の機体と連携を取れる量産機に乗せた方がいいと思うわ。量産するにしても、総合的な性能で見ればエルアインスや量産型ゲシュペンストMk-Uの方が上でしょうし。特に量産型ゲシュペンストMk-Uに関して言えばハロウィン・プランのデータのおかげでエルアインス以上の性能を持つ機体にバージョンアップする事になるでしょうね」
「まぁ、そうだろうな。……ミロンガに関してはこの辺にしてだ。俺の新型機についての開発はどの程度進んでいるんだ?」
「機体のフレームは7割程完成って所かしら。何しろ、ブラックホールエンジンの開発はこれから進める訳だし、T-LINKフライトシステムと組み合わせるテスラ・ドライブにしてもフィリオに新たに設計させるんでしょう? その辺を組み込むスペースも考えると、先にフレームの組み立てを進める訳にもいかないのよ。トロニウム・エンジンに関してはそれなりに成果は出てるけど。だから今はその2つが完成するまでに他のパーツを作りあげている所ね。ASRSとミラージュコロイドの2つのシステムを1つにするのとかは既存の技術同士の融合だからそれ程手間は掛かってないけど。今苦労しているのはNジャマーね。折角ザフトから入手した技術なんだし、核分裂の抑制に関しては意味が無いけど、通信を阻害する効果は面白いからそっちの方面に特化させた改良型、NジャマーUを現在開発中よ」
「……それは初耳なんだが」
いや、色々と隠し球があるとは聞いていたが、Nジャマーを持ってくるとは思わなかった。予想外のシステムの登場に数秒程固まるが、すぐに頷く。
確かに戦場の通信を妨害出来ると言うのは非常に大きい。特にシャドウミラーのような少数精鋭による一点突破を旨とする部隊にとってはありがたいシステムだ。核分裂反応を阻害する効果を切り捨てて通信阻害に特化するというのは、そう考えてみればありだろう。……核分裂反応の方については、少なくてもOGsの世界だと最低でも核融合ジェネレーターである以上はあっても意味が無いしな
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