暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0514話
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
T-LINKシステムを使っているし、武器に関してもファントムやグレイプニルの糸と言った具合にT-LINKシステムを前提としているわ。そしてこのシャドウミラーでT-LINKシステムを採用している機体を扱えるのはアクセル1人。……私の言いたい事は分かって貰えたかしら」
「なるほど、そう言う理由があったんですか。確かに機体の大半にT-LINKシステムが使われているとなるとしょうがないかもしれませんね。出過ぎた事を言って申し訳ありません」
「いいのよ。グロウセイヴァーの性能を知ってる人がいたらそう思うのはしょうがないもの。技術班にだってそう思ってる人は多いわ。ねぇ、マリュー?」
「まぁ、ね。グロウセイヴァーの性能を知っていれば、少なからず思ってしまうのよ」

 この様子を見ると、マリューもまたオウカと同様にグロウセイヴァーをどうにか出来ないのか検討したのだろう。

「もちろんグロウセイヴァーで得たデータは貴重だし、十分以上に役に立っているのは間違い無いわ」
「そうですよね。レモンさん程の方がその辺を考えない筈がありませんか」

 それで話が一段落ついたのだろう。マリューがマードックを呼び出しに行き、その間に俺が臨時で使っていたミロンガへと視線を向けるレモン。

「外見は綺麗な物だけど……アクセルが操縦していたのを考えると、内部のオーバーホールは必要でしょうね。特に機体強度を犠牲にして運動性能を上げているこの機体だと、関節部分とかが酷い事になってそうね」

 レモンのその言葉に思わず苦笑を浮かべる。

「一応、その辺は注意して操縦してたんだけどな」
「アクセルの操縦技術を考えれば、機体が付いていけないのはしょうがないわよ。しかも今のアクセルなら操縦中に感じるGを無効化出来るようになってるだけ、余計に機体の疲労度が高くなるのよ」
「まぁ、一応その通りだとは言っておく。ただ、この機体に関しても恐らくは技術部行きだろうな」
「……機体強度の問題ですね?」

 実際にバルトール事件に遭遇しているだけに、ミロンガにしろバルトールにしろ、機体が抱えている問題については承知しているのだろう。こちらはグロウセイヴァーの時とは違って特に異論は無く頷くオウカ。

「そうだな。この機体の後継機でもあるバルトールとは幾度も戦ってきたが、運動性はともかく防御力と言う意味では致命的だ。何しろ攻撃力がそれ程高くないカリオンでも容易に撃破出来る程度の装甲だからな」
「ODEシステム、とか言ったかしら。あらましについては昨日アクセルから聞いたけど、生体コアの入っている機体はともかく、他の殆どが無人機だからこその思い切った設計なんでしょうね。けど、その機体特性故に有人機には向いてないと思うわ。それこそアクセルみたいに規格外の存在でもなければね」

 ミ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ