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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos12終宴〜Curtain fall of The Desperado Party〜
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のゴール。こうして犯罪者たちによる秘密の競宴、デスペラードパーティは終わった。そして今まで隔離されていた敗北者たちを交えて(俺たちが相手にしたチームの姿は見えず)大ホールでの表彰式となったのだが、主催者である裏社会のVIP共の姿は無い。どうやら艦からモニター参加するつもりのようだ。
「それでは優勝チーム、パラディース・ヴェヒターのリーダー、ランサーにお聞きします。あなた方の願いとは!?」
簡易の表彰台には1位の俺、2位のレインジャー、3位のオリハルコン・・・の開発者が立ち、実況をしていた男から俺たちの目的を問われた。今まで騒然とした会場が静まり返る。俺は表彰台から降り、大ホールに集まっている未回収のリンカーコア持ちの魔導犯罪者どもを見回す。そして左手を前方に翳し、その問いに答えてやった。
「お前たち全員のリンカーコアをいただく」
――
闇を誘え
(
コード
)
、
汝の宵手
(
カムエル
)
――
対象全員の足元に在る自身の影を利用し、何百という影の手カムエルを具現させる。カムエルで全員を拘束し、喚き散らさないように口をも塞ぐ。そして「リンカーコア、回収する」次々とリンカーコアを抜き出していく。
(ん?・・・あれは、まさか・・・!)
ふと、ある人物に目が留まる。初日では見かけなかったはずの人物。俺は『こちらランサー。各騎、周囲を最大警戒。ネズミが紛れ込んでる』と思念通話で指示を出す。
『ネズミ?・・・あ、部外者か!』
『ああ。管理局員が居る!』
『『『『っ!』』』』
俺が目を付けた人物、それはかつての次元世界でも関わりを持ったことのある男だった。
(メルセデス・シュトゥットガルト・・・!)
セレス・カローラ率いる“テスタメント”の構成員だった、元管理局員の亡霊。この時代で生きているということは、彼は局上層部に謀殺されずに済んだ、ということだな。彼との思い出などほぼ皆無と言っても過言じゃないが、喜ばしい限りだ。
『みんな、施設内に多数の転移反応! たぶん管理局だわ!』
『どうすんだ、ランサー!』
『・・・百何十というリンカーコアを目の前にして言うのはなんだが、退却だ・・・!』
――
轟き響け
(
コード
)
、
汝の雷光
(
バラキエル
)
――
天井に向けて雷撃砲バラキエルを放ち、脱出するための道を作る。その直後、「止まれ!」「動くな!」「武装を解除しろ!」と大ホールに雪崩れ込んできた何十人と言う武装局員・・・なのかどうか怪しい。
なにせ全員がライダースーツ・フルフェイルヘルメットらしきバリアジャケット、デバイスは十人十色。武装隊どころか局員かどうかさえ判らない格好だ。
「先に行け!」
ヴィータ達を先に脱出させたところで、「ちょっと待った。ランサー!」俺を名指しで呼び止
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