若者は幸せだった過去を振り返る そして彼は己のパートナーと永遠の絆で結ばれた
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が優しいから
なんだよ そしてその皆の優しい心を
守ってくれておるのが世界の中心に居る
国王様なんじゃよ ねぇねぇそれじゃあさ
今度沢山のお花を持って国王様にお礼に
行かなきゃね!! ねぇ兄さんおじいちゃん
国王様喜んでくれるかな!! ああ勿論さ
きっと喜んでくれるよ そうじゃのう
なら今度家族皆で会いに行こう うむ
きっと行こう きっとじゃ」
国王「ふほほ そうかそうかありがとうよ
喜んで受け取らせて貰うよ」
・・優しさと思いやりに包まれた・・
その言葉を聞いて国王は思わず涙が出てくる程
嬉しくなった
そして改めて思ったのだ 自分のしてきた事は
間違いでは無かったと
今まで苦しい事や辛い事も沢山あった
誰にも理解され無い事も数え切れない位あった
しかしそんな自分の事をこんなにも想い
愛してくれる者が居た
それが堪らなく嬉しかった 自分のしてきた事
は決して無駄では無かったのだ
国王「そうじゃ・・・そうじゃとも
絶対に無駄にしてはならんのじゃ未来ある命を
絶対に失わせてはならんのじゃ」
今国王の手元には部下が集めた資料があった
そこには嘗てレッドリボン軍に在籍していた
経験者が集めてくれた貴重な事が記されていた
それは驚きの連続だった 世界の救世主だと
思っていた人物こそが真に世界を混乱に
陥れた元凶だった事
幼い頃から十になるまで 世界中の人々を
殺していた事 その本性が何時か必ず
目醒めるであろう事
そして軍事国家レッドリボン軍の真の目的も
理解した
画面の中の幸せな家族達の生まれ故郷の惨劇と
その後の道筋 今までおぼろげで形を成して
いなかった物が漸く一つに繋がった
それはまるでバラバラだったパズルのピースが
完成する様な感覚だった
国王は急いで電話を取ると軍部へと繋ぐ
国王「私だ先程の命令は撤回する 孫悟空は
確保が難しいようなら射殺も許可する市民の
安全が第一だ孫悟空の確保は優先ではない
抵抗するようなら躊躇わず射殺したまえ」
悔しそうな悲しげな表情で国王はそう告げた
そして改めて画面の中へと視線を送る
皆が笑顔だった 其所には誰もが羨むような
掛け替えの無い幸せな風景があった
今画面では公園についた皆を待っていた
お兄さんのペットらしき小動物が双子の二人に
可愛いがられていた
・・それは本当に幸せな光景だった・・
そしてその映像は南の都に向かっていた彼等も
孫悟空の家族を保護する為に 大型飛空挺を
飛ばしていた軍部関係者達も確認していた
・・・
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