若者は幸せだった過去を振り返る そして彼は己のパートナーと永遠の絆で結ばれた
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遂に訪れた運命の日 全てが終わり全てが
始まるこの日南の都に一人の老人が向かって
いた
老人は窓の外の雲を眺めながら感慨深げに呟く
その表情と口調には隠し切れない程の
歓喜が浮かんでいた
レッド「もう直ぐ南の都じゃな・・ふふ
漸く会えるんじゃなあの子達に・・・
思えばこれ迄に多くのものを失ったが
これでやっと家族が揃うんじゃな」
儂は今南の都へ向かう飛行機に乗っている
目的は今日30年の眠りから目覚める二人の
孫達に会う為に
そして家族五人でピクニックに行く為に
しかも儂が行く事はゲロや孫達には内緒に
なっている
全てはサムが段取りを整えてくれたのじゃ
今日は楽しい日になるじゃろう
家族五人の思い出になる日になるじゃろう
レッド「ふふ・・違うな プーアル君も
入れれば六人じゃな」
のぅ見ておるか村の皆よお前達が守ってくれた
未来の希望じゃ お前達の分迄幸せに
なるからな
・・もう間も無く飛行機は南の都に
到着する・・
・・そして家族六人の一生の思い出に
なる幸せな一日が始まる・・
・・そう・・
・・幸せな一日になる筈だった・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
僕達を呼ぶ声が聞こえる 私達を呼ぶ声が
聞こえる
優しさに溢れたとても懐かしい声だ
声を聞くだけで幸せな気持ちにさせてくれる
懐かしい声
僕達はその声に導かれるようにそっと
眼を開けた 私達はその声に包まれるように
静かに目を開いた
ゲロ「起きなさい二人共」
「ぅうぅん・・・・ここは?」
「・・・私達は」
ヤムチャ「目が覚めたかい二人共」
「あぁ!? もしかして もしか
して!!」
「お爺ちゃんと お兄ちゃん!?」
ゲロ「あぁそうじゃよ お前達の家族じゃ」
ヤムチャ「二人共 お帰り」
「お爺ちゃん!! お兄ちゃん!!
ずっと会いたかった!!」
「これからはずっと一緒だよね
ずっと一緒にいられるんだよね」
「「あぁ ずっと一緒だよ」」
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・その日世界中の人々は・・
此所は世界の中心にある世界を治める
世界の代表たる国王が居るキングキャッスル
そこに住む国王は高い役職に有りがちな
傲慢さはなく部下からも市民からも好かれる
良き人格者である
そんな彼は
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