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問題児達が異世界から来るそうですよ?四人目としていってこい。(仮題)
第一話

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少年は、いたってどこにでもいる普通の子供である。違うのは、少しだけ日本人には見られない。その顔。

少しだけくすんでいる、しかしとても綺麗なその銀色の髪は、少年らしく短く整えられ、見るものに活発的な印象を与えるだろ

う。合わせるように、その目は確固とした意思が感じられる。その口から見える八重歯も、その筋のお姉さん方にはと

んでもない人気だろう。

「ふぁぁー!暇だなー。なんかおもしろいことないかなぁぁあー?」

突然、目の前で起きた出来事に目を丸くした、空から手紙が落ちてきたのだ。


「なんだこれ?ありっ?僕の名前?! なぜに空から?! 怖っ?! 」


なんと落ちてきた手紙には自分の名前が書かれていたのだ、そりゃ驚くだろう。驚きすぎて転びそうになっているのを

はたからみると、おばかにしか見えない。


「こうゆうのって開けちゃダメなんだよね。先生がそう言ってたような気がする。でも開けたい!にゃー」


良心と好奇心の戦いは、好奇心の勝ちのようである。因みに、語尾にニャーと鳴いたのは好奇心は猫をも殺すというような言葉

を昔聞いたことがあったような気がしたからである。特に意味はない。特に意味はない。二回いったのも特に意味はない。


「ふぅー!心の準備おっけい?僕はできる小学生だ。いざ、新しい冒険に出発!!」


手紙を開けると、こんな事が書かれていた。

『 悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
 その才能(ギフト)を試すことを望むのならば、
 己の家族を、友人を、財産を世界の全てを捨て、
 我らの“箱庭”に来られたし』


「なんだこるぇっっ?!」


その瞬間、少年はこの世界から消えた。



悲鳴のような声を残して。








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