53部分:52:スターズ模擬戦
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したがって、本番でこんな危ないことするようじゃ、訓練の意味、ないよね」
「あたしは、あたすは何も無いから強くならないと…何もないからっ」
ティアナが飛びのき、砲撃の構えを見せる、が…次の瞬間、スバルもティアナも桃色のバインドに捕らわれる。
なのはの周りに幾つもの射撃用スフィアが形成されていく。
「少し頭ひやそうか」
ディバインシューターではなく、恐らくあれはクロスファイアシュートだろう、それがティアナを容赦なく打ちのめし、ティアナがダメージで気絶する。
絶叫しティアナを呼ぶスバルになのはは、冷たく模擬戦の終了を伝える。
その後ティアナを医務室に運び、シャマルに任せて、はやて、なのは、フェイトの隊長陣と良彦とヴィータ、シグナムとで相談。
「んで、ティアナは何であんな焦ってるか、知ってるかはやて?」
「それやけどな」
良彦の問いに暗い顔で答えるはやて。
「ティアナの兄、ティーダ・ランスター一等空尉が殉職した時な、酷い事を上司の人がいったんよ」
「犯罪者を取り逃がす役立たず、みたいな事をね、それで一時期問題になったんだけど」
「その時ティアナはまだ10歳、お兄さんの事をそんな風に言われて、どう思ったか」
はやての答えにフェイト、そして兄を持つという意味で何か思う所があるのかなのはが続ける。
「それで、か…もう一個気になってたんだけど、なのは、ティアナって自分に才能無いと思い込んでないか?」
「あー、それあたしも感じた、あんだけ射撃できて幻影まで使いこなすのに、自分はダメだって思ってんぞアイツ」
「うむ、訓練もそうだが、この間のホテルでの一件はそれも関係しているのではないか?」
良彦の言葉にヴィータ、シグナムが同意する。
「うーん、今まだ基礎固めだから、実感できないのかな…」
「だと思うぞ、毎日少しずつ上がる実力は、自分じゃわからねーし」
「そうしたら、其処も含めてお話しないと、かな」
「そうだな、なのはに其処は任すわ」
「とはいえ、まだ寝てる見てーだし、そこ等辺は明日じゃねーか?」
なのはに、良彦、ヴィータが言って、皆が頷く。
「そしたら、そこ等辺は明日やな、任せたでなのはちゃん」
はやてがそういって、その場は解散に相成った。
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とりあえず、模擬戦とティアナの事情あたりまでです。
次回は夜間出動中の隊舎会話になると思います。
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