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ヘタリア大帝国
TURN122 砂嵐の中でその十二
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の通りだ」
「左様ですか」
「貴殿も何か食べるか」
「生春巻きなんかどうですか?」
 フェムはベトナム名物のこの料理を出した。
「如何ですか?」
「そうですね。それでは」
 モンゴメリーはフェム達に誘われてその生春巻き等のベトナム料理を食べた。箸の扱いには苦労したがそれでもだ、その味には。
「これは」
「どうだ」
「美味しいですか?」
「はい、かなり」
 生春巻きの生地だけではない、中の生野菜やスライスした肉も。
 そしてナムプラーもだ、そういった全てがだった。
「これがベトナムの味ですか」
「そうだ」
 その通りだとだ、ベトナムは答えた。
「幾らでも食べてくれ」
「他のお料理もありますよ」
「それでは」
 モンゴメリーはベトナム達に勧められるまま暑いがその中に浮かび上がるベトナムの風景にも魅了された、これがはじまりであった。


TURN122   完


                      2013・7・9
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