第十八話 空中合戦
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らないと!
エ「ここでは思いっきり暴れても大丈夫。だから、年下だからと言って、手加減は一切わよっ!」
そう言うと、エミリーさんは小さく地面を蹴るとこっちに向かって駆け出しました。
ウェ「私も手加減はしません!」
私もそれに応えるかのように、小さく地面を蹴って駆け出しました。
ウェ「天竜の・・・鉄拳ッ!!」
空気の渦を纏った拳でエミリーさんに殴り掛かりました。が、私の拳はスカッとエミリーさんの体をすり抜けてしまいました。
ウェ「あ、あれ?」
シャ「消えたぁっ!?」
エ「人間が勝手に消える訳無いでしょっ!」
ウェ「キャアアッ!」
シャ「ウェンディッ!」
いつの間にか背後に周り込んでいたエミリーさんが無防備だった私の背中に蹴りを食らわせます。私はその反動で地面に叩き付けられました。
ウェ「は・・速い。」
エ「これだけで驚いてもらったら困るわ。」
すると、エミリーさんは左手で右手首を?み、その状態で右手を前に突き出しました。前に突き出した右手の平に、小さな白い魔力の球が集まっていきます。そして・・・
エ「縮小光球!!」
縮小された光の球が私に向かって放たれました。ここで慌てたら、確実にあれに当たっちゃう!私は冷静に、タイミングを見計らって・・・
ウェ「バー二ア!!」
速度を上げる魔法、バー二アで私は攻撃が当たる寸前で右に移動した。エミリーさんの攻撃は私には当たらず、部屋の壁に直撃しました。
エ「なるほど。あなたが妖精に存在する三人の滅竜魔道士の一人、天空の巫女だったのね。」
エミリーさんは私の事を見ながら納得したかのように呟きました。
シャ「ウェンディ、あいつを倒すなら、飛びながらの方が有利だわ。」
ウェ「そうだね。シャルル、お願い!」
シャ「言われなくても分かってるわよっ!」
シャルルは真っ白な羽を広げると、私の服を?んで宙を飛んだ。
エ「羽!?・・なるほど。ただの白猫ちゃんじゃなくて、エクシードだったのね。でも残念ね。飛びながら私を倒そうとするのは不可能よ。」
シャ「何ですってぇっ!?」
ウェ「ど、どういう事・・ですか?」
私が問うと、エミリーさんは小さく微笑むと、その場で小さく飛び跳ねました。すると、エミリーさんが穿いていたリボンの付いた黒いローファーに、シャルルと同じくらいの大きさの白い羽が生えました。
ウェ「・・く、靴に・・・羽が・・!」
シャ「こ、こんなの・・・初めて見たわ・・・」
私とシャルルは目を見開きました。エミリーさんはあっという間に私とシャルルと同じ高さまで飛んで来ました。
エ「すごいでしょ?この靴は
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