第十八話 空中合戦
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S全「瞬間移動。」
赤面の吸血鬼のS級魔道士の皆さんが言った瞬間、辺りが眩しい光に包まれて私は思わず目を瞑ってしまいました。
?「いつまで目を瞑ってるの?」
頭上から声がして、恐る恐る目を開けてみると、
ウェ「えっ?」
シャ「ど、どこよ、ここ・・?」
私の隣にいたシャルルも目の前に広がっている光景に驚きを隠せないでいる。私達の目の前に広がっている光景。それは上も下も、右も左も、四方八方青空で囲まれた空間が広がっていました。
シャ「・・ど、どうなって、るの・・・?」
ウェ「わ、私達・・そ、空を、飛んで、る・・!」
まだ驚きを隠せないでいる私とシャルルの頭上で、
?「人間が羽も無しに空を飛べる訳ないでしょ。ここは赤面の吸血鬼のギルドの地下にある一室。部屋の中に青空のCGを映しているだけよ。」
薄紫色の髪の毛を低い位置でツインテールに束ねていて、深海のような大きな青い瞳。肩出しの紫色のセーターに青と黒のチェックのミニスカート、リボンの付いた黒いローファーを穿いた私より三つくらい年上の女の子が私とシャルルの事を見下ろしていました。
ウェ「これ、CGなんですかぁ〜?」
シャ「すごい綺麗な青空ね。」
私とシャルルが青空のCGに感心していると、女の子は呆れたように「はぁーー。」と深いため息をつきました。
?「あなた達、自分達の今の状況ちゃんと理解してる?あなた達の目の前にいるのは、闇ギルド赤面の吸血鬼のS級魔道士の一人よ。」
女の子が胸を張って言いました。私はにっこり笑って、
ウェ「ちゃんと状況は理解してますよ。でも、これは依頼ですから、ちゃんとこのギルドを討伐しないといけませんから。」
シャ「ちゃんと依頼を達成しないと、誰かさんが家賃を払えなくなっちゃうからね。」
?「あら。随分しっかりしてるじゃないの。」
女の子は胸に手を当てると、
エ「私はエミリー・マラリオス。赤面の吸血鬼のS級魔道士の一人よ。」
ウェ「妖精の尻尾の魔道士、ウェンディ・マーベルです。」
シャ「同じく、シャルルよ。」
自己紹介されたなら、自己紹介で返さないといけませんからね。
エ「この部屋は赤面の吸血鬼の魔道士専用修行室。修行やバトルをする時は、この部屋で思う存分暴れる事が出来るの。気分に合わせて部屋のCGも設定出来るのよ。この部屋と同じ修行室が後四つあるの。あなた達の仲間もそこで他のS級魔道士と戦っている最中よ。」
他の部屋で、ナツさん達も戦っているんだ。私も頑張
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