運命の日を前にして皆は其々の決意を固める
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天老師「・・黙れ人間を裏切った穀潰しめが
貴様の話等聞く持たんわ・・貴様は破門じゃ
この愚か者が・・・のぅ孫悟飯よ何故
悟空の秘密を知った時に一番に儂に相談
せなんだのじゃ・・そんなに儂が信用
ならなんだのか あの時ならまだ十分
間に合ったのじゃぞ・・それとも貴様は
儂が赤子の悟空を問答無用で殺すと思ったのか
貴様にとって儂はその程度の男だったのか
そうなのか孫悟飯よ!! 儂は貴様を
実の弟のように思っておったのじゃぞ!!」
・・咆哮と共に振り向いた武天老師の目
には悲しみの涙が止まる事無く流れていた・・
孫悟飯「あぁうぅ・・・ぅあ・・・・うぁあ」
武天老師「儂等は家族じゃろうが!! 違うのか
孫悟飯よっ お前にとって儂は家族と呼ぶ事すら
おこがましい老人なのか!! お前を愛していた
心の底から愛していたっ なのに何故じゃ
孫悟飯よ!!」
孫悟飯「武天老師様ぁ」
武天老師「お主も又悟空同様儚い夢じゃった
のじゃな・・こんな哀しい別れはしたく
なかったよ・・・・さらばじゃ」
それを見た孫悟飯は只只項垂れるしか
出来無かった
そして武天老師は今度こそ一度も孫悟飯を
振り返る事無く館を後にした
・・武天老師が居無くなると 孫悟飯は
咳を切ったように泣き続けた・・
孫悟飯「ううぅおお・・武天老師様ぁ
うぅうぁあああああああ!!」
占い婆「・・・ふんっ・・自業自得じゃ
愚か者めが」
占い婆の館を後にした武天老師は飛空挺に乗り
亀ハウスに戻る帰路の中 来たるべき戦いに
想いを馳せていた
武天老師「ふぅ・・・(まさかこんな日が
来るとはのぅこれが運命なら皮肉なものじゃな
悟空よ)・・・じゃが儂はそれを受け入れよう
・・・悟空よ 全ての決着は師匠たる
儂の手で着けねばならん 明日儂はお主を
・・・討つ」
・・仲間の身に不吉な星が迫っている・・
・・それを知った武天老師は自分が認めた
最愛の弟子を討つ決意を固めるのであった・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・その日の夜カプセルコーポレーションにて・・
ブルマは庭に出て何かをしていた どうやら
鳩に手紙をくわえさせているようだ
明日の決戦を前にブルマは今1度仲間達と
確認の連絡をとっていた
ブルマ「頼んだわよ皆この手紙を渡してきてね」
ポッポォオオオォ バサァアア
ブルマ「・・・何事もなければ良いけど」
・・明日終わりの始まりが訪れる・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・
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