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ドラゴンボールIF
運命の日を前にして皆は其々の決意を固める
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くれた


そんな事もあり彼等はヤムチャが家族と
再会出来た事も知っていた


子供が生まれてからのべジータは良く物思いに
ふける事が多くなった その理由に気が付いて
いるブルマは優しく声を掛ける


ブルマ「ねぇ・・トランクスの事考えて
いたんでしょ」


ベジータ「・・・あぁ・・なぁブルマ
彼奴の世界ではヤムチャは家族と再会
出来なかったんだろうな・・その事を
お前やトランクスは知っているんだろうか」


そして未来から来た若者トランクスが
自分達の息子の成長した姿だと直ぐに
気がついた


ブルマ「そうね・・たぶん知らないんで
しょうね・・でも私は兎も角トランクスに
とっては残酷過ぎる真実でしょうね」


ベジータ「そうだな・・・未来のカカロットよ
お前の残した遺恨は余りにも重すぎるぞ」


二人にとっては 否真実を知る者全てにとって
明日の約束の日とは人造人間を倒す事ではなく
孫悟空を止める事だと分かっていた


ベジータもブルマも武天老師もピッコロから
連絡を受けて知っていたのだから


災厄の使者孫悟空が恐らく目覚めたで
あろう事を


ベジータ「カカロットよ俺は貴様をサイヤ人
とは最早思わん サイヤ人の王子たるこの俺が
貴様に見せてやる・・サイヤ人の誇りをな」


  ・・サイヤ人の王子ベジータの魂が
熱く燃え盛る・・


ブルマ「ヤムチャ・・貴方も気をつけてね」


  ・・ブルマは嘗て愛した男の無事を
祈っていた・・


・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・


占い婆「止めても無駄か・・行くんじゃな」


武天老師「うむ・・それが道を誤った弟子に
対する師匠の務めじゃよ」


占い婆「そうか・・・仕方ないのぅ」


此所占い婆の館では占い婆と武天老師の姉弟が
明日の決戦を前に話をしていた


決意を決めている武天老師に占い婆は
自分も覚悟を決めたように話す


占い婆「ならば気をつけよ 孫悟空の星が
妖しく輝いておる・・そしてその邪悪な輝きが
幾つもの優しき光を飲み込もうとしておる
・・もう一刻の猶予もない 既にその光が
闇に覆われようとしておる」


武天老師「そうか・・・なぁに心配はいらんよ
この儂がそんな事を許しはせんよ・・
誰一人死なせはせんよ 兄から託された
武天の名に懸けてな」


そう言って武天老師はゆっくりと館を後に
するべく歩き出す そんな彼の背中に
今まで黙って話を聞いていた孫悟飯が
切羽詰まったように声を掛ける


孫悟飯「お待ち下さい武天老師様!!
どうか儂の話を聞いて下され!!」



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