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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0513話
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いる機体をレモンに渡す必要もあるから、技術班と合流するぞ」
「あ、はい。分かりました」

 オウカが頷き、皆を連れて別荘へと向かい……そこを通り過ぎて科学の要塞と化している研究所の方へと向かう。

「これは、凄いな。別荘がこれでもかとばかりに違和感しか発していない」

 別荘の奥にある研究所やら何やらを見ながら思わずスレイが呟くが、まぁ、ここを使っていればそのうち慣れるだろう。

「アクセル、ようやく来たのね」

 研究所で俺達を出迎えたのは、ある意味でここを占拠している技術班達を率いるレモンだった。

「待たせたか?」
「そうね。でも、こっちはいくら時間があっても足りないんだし……特にアクセルの機体に関しては色々とオーバースペックでこれまでの技術の集大成と言ってもいい機体ですからね」
「だろうな」

 話を聞いた限りでも俺が提案したT-LINKフレームやヒュドラ。それにトロニウム・エンジン。その他色々とこれまで使った事のない技術や、ここで開発された技術の集大成なのだ。グロウセイヴァーで使われていた時流エンジン等に関してもより高性能、小型化しているらしいし。

「じゃあ、ちょっと皆を集めるからこの前ヒュッケバインMK-Vを見せた所に行ってて」
「了解」

 レモンの言葉に頷き、3人の方を振り向き……何故か表情を固めているフィリオを目にする。

「どうした?」
「……今、ヒュッケバインMK-Vと言ったのかい?」

 あぁ、そうか。俺達がオルレアン研究所を襲撃したというのはまだ話してなかったか。

「兄様?」

 その辺の事情にはあまり詳しくないのだろう。スレイが不思議そうに俺とフィリオへと視線を向けている。

「君達……正確には、君とムラタがテスラ研を襲撃したのはヘルゲートの時に色々と話を聞いて知っている。でも、まさかオルレアン研究所を襲ってヒュッケバインMK-Vを盗み出したのが君だったとは……」
「否定はしない。ついでに、今レモンが技術班の者達を集めているのはヘルゲート突入前に侵入したマオ社から奪って来たブラックホールエンジンのデータや、小型化された実物を技術班に引き渡す為だ」
「マオ社にまで!?」
「ああ。確か以前言ったな? 俺達は別に正義の味方でも何でも無いと」
「それはそうだけど……」
「安心しろ、施設の破壊はともかく死人や怪我人は出ていない筈だ。まぁ、そうは言っても納得しにくいだろうがな。だが、俺達シャドウミラーは元々世界に反旗を翻した組織だ。いくらヴィンデルが死んで率いているのが俺になったからと言っても、その程度の事は予想していた筈だろう?」
「……」
「フィリオ、お前がこう言う荒事を嫌っているのは俺も理解している。だが、そんな組織だと承知の上でお前はシャドウミラーに所
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