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とある委員会の委員長 番外編〜STB編〜
聖遺物のための愚行
第一話
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いいのですか?」
『出来ることなら直ぐにでも行ってもらいたい。』
「それは無理です。最低でも準備に10日は掛かります。」
『それなら10日後には行ってもらう。』
「分かりました。」
統括理事長(アレイスター)は何を焦っているのだろう?
いままで何もなかったのだからあせる必要もないと思うけど。
でも私を監視にいかせると言うことはなにかあるんだよね。
それはそれで楽しみかも。
「それでは準備があるので帰ります。」
『ああ。それといい忘れていたが向こうですむための部屋も準備してある。』
と言って私は案内人から部屋の鍵をもらった。
部屋の番号は703号室。
「分かりました。それでは失礼します。」
『ああ。期待しているよ。』
私はもちろん統括理事長(アレイスター)から真逆のほうに向かって歩き出した。
そして、
「能力No.2、空間移動(テレポート)。」
建物の外に移動(テレポート)したのであった。
『獅子王機関の剣巫と第四真祖か。今度はどんなものを見せてくれるのか楽しみに見ているとしよう。』


「それでは私も準備をしますかね。」
と言っても準備をすることなんて少ないけどね。
なぜかというと、指定された部屋に物を飛ばせばいいだけだから前日に行えばいい。
という理由である。
でも空間移動(テレポート)で飛ばしてはいけないものもある。
それは神具と呼ばれ、世界中に散らばっている神にまつわる武具のことを指している。
私が所持しているのはグングニルの槍、リジルの剣、ホヴズの剣である。
3つの神具を所持しているのは私ぐらいだと思います。
自慢じゃないけどね。
と言っても同時に3つの神具を使いこなせるか?
と聞かれた場合の答えは否としか答えられない。
相性の問題もあるけど普通に考えて槍と剣を同時には使わないよね。
だから同時に使うことがあるとするならばリジルの剣とホヴズの剣くらいだと思う。
グングニルの槍を使うときは他の武具とあわせて使うことはないと思う。
多分だけどね。
まあ、使うことがないことを祈ってみたりもするのだけど、たぶん使うことになるだろうね。
「はぁ〜。統括理事長(アレイスター)も人使いが荒いな〜。」
別に気にしないけどね。
それよりも準備を進めないと。




こうして準備に10日使い、ついに絃神島にやって来ました。
ですがすでに獅子王機関の剣巫が第四真祖と接触していたため私がうしろから監視しているとすぐに見つかりました。
面倒です。
「あなたはどこの誰かと聞いているのですけど?」
仕方がありません。
答えるとしましょう。
「私は国際科学安全委員会。通称ISSCとイギリス清教第零聖堂区必要悪の教会。通称ネセサリウスに属する攻魔師の木原雫と言います。」
私は魔術師
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