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Ghost trick
Crazy Night(前編)
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神様「所で、今夜の宿決めどうすんの?」

『まぁ、見てなって』

ムウマの答えに、リュークは不思議そうに頭を傾げる。

―キィィ―

酒場の扉を開けて、抵抗せず、中に入る。

「船長さん、もっと飲んでぇ〜」

「私注いであげるぅ〜」

船長「ギャハハハハハッ!もっと酒持って来〜い!!」

そこには、下品な笑い声を上げる酔っ払いの船長。
そして、酒場で働いている娼婦(ショウフ)達。

船員「船長だけ狡いですよ!俺達も飲むぞーっ!!」

更には、船員達も調子に乗り出し、他の客達も迷惑していた。

「いらっしゃい。あら、一人なの?」

すると、一人の女店員がムウマに気付き、声を掛ける。

『何のパーティー何ですか?』

良い子振る様に、フードを脱いで演技のスイッチを入れる。

船長「見て分かんねぇのか?餓鬼(ニヤリ)」

すると、酔った勢いでムウマに声を掛ける船長。

『お前に聞いてねぇよ』

船長「何だとォ!!」

毒を吐く様に応えるムウマに、怒鳴る船長。

『モデルか何かの集まりなんですか?』

直ぐにキャラを創り、女を喜ばせる言葉を選ぶムウマ。

「ヤダ〜!そんなんじゃ無いわよ!!」

「唯の娼婦よ!」

すると、浮かれる様に喜び、黄色い声を出し始める。

『ふーん。けどお姉さん達、凄く綺麗だから、てっきりモデルの女子会かと思っちゃった(^-^)』

可愛く笑い、煽(オダ)てる様に、女達を虜にさせるムウマ。

「違うわよ!この人達の相手してたのよ!」

『ねぇ。あんな奴等より、ウチと遊ぼ?』

腕を引っ張り、上目遣いで女を見上げるムウマ。

「えっ…////そ、そうね///」

すると、アッサリOKした女に、

「や〜!アタシも混ぜてぇ〜!」

「アタシもぉ〜!」

次々と船長から離れて、ムウマの周りに集まる娼婦達。

『(妖笑)』

そして彼女は隠れて、ニヤリと妖しく笑う。

―ガッシャーンッ!!―

船長「調子乗ってんじゃねぇぞ!餓鬼!!」

堪忍袋の緒が切れた船長は酒瓶を割り始める。

『良い歳したオジサンが、みっともないよ』

船長「何だと…!!」

ムウマの挑発的な言葉に、簡単に乗る船長。

船員「てめぇ!俺達を知らねぇのか?」

船員「俺達は名高い海賊様だぞ?(ニヤリ)」

すると、船員達は反撃する様に、刺激させる。

神様「ククククッ。馬鹿な奴等(妖笑)」

隣に居るリュークも、クツクツ笑いながら見物する。

『しょうが無いよ。生まれ着き馬鹿なんだから』


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