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ドラゴンボールIF
幕間・・2つの道2人の孫悟空
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らいになあ!!
クハハハハハ!!】


   「てめぇって野郎はぁあああ!!
許さねぇ絶対に許さねぇぞ!!」


   【これが笑わずにいられるかよ
しかももう直ぐその幸せをそれ以上の
哀しみと絶望に変えられるかと思うと
益々笑いが止まらんわ!! なぁ孫悟空よ
滑稽だとは思わんか 漸く再会出来た家族が
その目の前でその命を絶たれたらその時奴等は
どんな命の輝きを見せてくれるだろうなぁ
それが今から楽しみでたまらんぜヒャハハ
ハハハハ!!】


   「そうはさせねぇ!! 例えオラの
存在と引き換えにしてでもてめぇはこの場で
倒す!! それが世界中を混乱に陥れ
ヤムチャの幸せを奪ったオラに出来る
唯一の償いだ!!」
ゴゥウォオオオオオオ!! ブワァアア
アアアアア!!


   【ほぅ・・未だこれ程の力が残って
いたとはな驚きだ】


   「てめぇは刺し違えてでもオラが倒す
オラと一緒に道連れだぁああああ!!」
シュバァアアアアアアア!!


カカロットの許されざる悪行に孫悟空の全身が
凄まじいまでの光を放出する それは
孫悟空の命の炎




全てを愛し全てを受け入れる残酷なまでの
善人である孫悟空の最後の命の灯火


   「(ヤムチャ・・おめぇには何て
謝ったら良いのか言葉も浮かばねぇ・・
でももう何を言ってもおせぇよな本当に
すまなかった・・でもようこんな情けねぇ
オラだけど・・でもよオラにとっては
おめぇは初めて出来た友達だったんだ
・・だからおめぇの幸せはオラか守ってやる)
オラのダチは殺させねぇ!! ヤムチャの
幸せをてめぇなんかにゃ壊させねぇぞ
ぉおおおお!!」


   【・・・・・フン】


悟空の脳裏にこれまでの様々な思い出が甦る


多くの仲間達に出会った 罪深い己には
勿体ないくらい幸せな日々だった


多くのものを奪ってきた自分だがそれでも
せめて最後くらいは仲間の為に消えていこう


仲間の為に愛する家族の為にそして全ての命を
育んでくれた地球の為に孫悟空は己の命を
燃やしカカロット諸とも消え去ろうとしていた


暗闇に包まれていた辺りの空間が光に
包まれ始める それ程の光の奔流を受ければ
如何なカカロットとはいえ無事では済まない
だろう


だが彼はこの期に及んでも不敵な笑みを崩さず
この場には似つかわしくない余りにも
意外な言葉を口走った


   【クククク・・・ヤードラット星
・・瞬間移動・・覚えているか?】


   「何?・・・てめぇ突然何を?」


   【何をって俺達が瞬間移動を身に付けた
星の事さ・・さてここで質問だ 
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