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ドラゴンボールIF
幕間・・2つの道2人の孫悟空
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  ・・災厄の死者の足音が聞こえてくる・・



未来から来た少年トランクス ベジータと
ブルマの息子である彼が示した運命の日である
三年後まで後一年となったある日 遂に
その日は訪れた


トランクスの予言通り孫悟空が突発性の
心臓病により倒れ意識不明となったのだ


二年前の全てを知ったあの日から家族は
バラバラだった 牛魔王とチチは孫悟空から
自然と距離を取る様になり自分から近づく事は
なくなった


勿論あからさまに暴力を振るったり口汚く
罵ったりはしていないが どの様な形であれ
繋がりがある分ある意味それの方がまだ
マシだったかもしれない


牛魔王とチチは孫悟空に対して 有り体に
言わせて貰えれば 想いが冷めてしまった
のであった


今まで孫悟空の美点だと思っていた所が
真実を知った後ではどうしようもなく
醜く写ってしまった


今まで子供っぽくて素敵に感じていた所も
蓋を開けてみれば 大人になっても子供の頃の
純粋な心が残っていたのではない 子供の頃
からその心は少しも成長する事無く何時まで
たってもその心は罪を罪と感じる事が出来無い
正真正銘の子供だったのだ


それからは家族の会話は減り暖かかった
家族から笑顔がなくなった 最早チチ達に
とっては孫悟空と一緒に居る事は苦痛でしか
なくなっていた


そんな状況でも牛魔王とチチが孫悟空と一緒に
居た理由は只一つ息子の孫悟飯の存在であった


生来の純粋な心持ちの孫悟飯は人を憎む事が
出来ない性格であった そんな優しい心の
持ち主である孫悟飯は真実を知っても
孫悟空を憎む事が出来無かった


今までずっと大好きで慕い続けていた
父親の事を憎む事が出来なかった


そんな孫悟飯の身を案じて牛魔王とチチは
孫悟空とあの日から二年間ずっと一緒に
居たのだ


そしてそんな彼等の傍らでは神様と一つとなり
本来の力を取り戻したピッコロが孫悟空を
ずっと見ていた


・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・


孫悟空「がはぁああ!!・・うあ・・
はあ・・ぐる・・・じ・・・はあ・・・い」


孫悟飯「お父さんしっかりしてっ お願い
死なないでお父さん!!」


牛魔王「心配すんな悟飯・・・・(本当に
これで良いんだべか)」


チチ「さっき薬を飲ませたから直ぐに
良くなるだよ・・・(本当は薬何か飲ませたく
無かっただよ)」


ピッコロ「体内の気の流れも落ち着いて
きているから時期に目覚めるさ・・・
(だが目覚めるのは果たしてどちらだ
孫かそれとも災厄の使者か)」


今孫悟空はベッドに寝
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