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ドラゴンボールIF
逞しく成長した嘗ての少年は今漸く家族と再会し彼等に一時の安らぎが訪れた・・そう束の間の安らぎが
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教えてやるからな 〔コンコンコン〕・・ぅん誰じゃ?
・・もしや南の都の者が又差し入れを持ってきて
くれたのか?」


そこまで呟いた時研究所の外に人の気配がした
ドクターゲロは南の都の人間が差し入れに
来たのかと思い入口に向かおうとした時
兄からの無線通信が入った


レッド「はあ・・はあっ・・喜べゲロ!!
生きていたんだ!! あの子が!! 
儂らの子供が!!・・サムが生きてたんだ!!」


ドクターゲロ「何!! 本当なのかレッド!!
サムが見つかったのか!!」


思っても無かった無線の内容に驚愕する
ドクターゲロを他所に兄のレッドからの
無線は続く


レッド「お前の居場所が知りたいと儂の
村に来た あの子はちゃんと覚えてたよ!!
お前の事も儂らの事も弟と妹の事も・・
ちゃんと覚えていたぞ!!」


ドクターゲロ「お・・・おおお・・・
サム・・・サム」


いつの間にかドクタ?ゲロも無線の先の
レッドも泣いていた


レッド「あの子は言ってくれたよ 俺が
守るって 今度こそ俺が皆を守るって
・・そう言ってくれたぞ!! もう直ぐ
お前の所に着く筈だか 「サム!!」
 ・・しっかり抱きしめてやれ・・もう二度と
離すんじゃないぞ」


言葉を最後まで聞く事無く駆け出した
ドクターゲロは勢い良く研究所の扉を開けた


ドクターゲロ「ううぅ・・・あああ・・・
良く生きていてくれたサム・・・おおお」


  ・・そこには子供の頃の面影を残しながらも
逞しく成長した若者が立っていた・・


  ・・感動に上手く言葉が出ないドクターゲロ
に目の前の若者が口を開く・・


   「ただいま ゲロじいさん」


   「ああ・・お帰りサム」


   「暫く見ないうちに随分と痩せちまったな
・・でもケロン爺さんと同じでその瞳の暖かさは
ちっとも変わってないや」


   「ふほほほ あれから25年も経つからのぅ
儂も随分と年をとったもんじゃ・・サムは
見違える程に立派に成長したな」


   「25年か・・・長かったな・・ごめんな
帰って来るまでこんなにかかっちまって」


   「何を言っておるか お主が無事に帰ってきて
くれただけです何よりの宝物じゃ」


   「なんかさ・・ゲロ爺さんに会ったら話したい事
色々あったんだけど上手く言葉が出てこないや」


   「なぁに焦る事はないさ時間は幾らでもある
・・儂等はこれからずっと一緒なんじゃからな」


   「あぁそうだよな・・もう1度言うよ
ただいまゲロ爺さん」


   「あぁお帰りサム・・お帰り」


  
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