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ドラゴンボールIF
逞しく成長した嘗ての少年は今漸く家族と再会し彼等に一時の安らぎが訪れた・・そう束の間の安らぎが
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子供達の幸せは未来はこの日
終わってしまった・・


二十五年前のその日の夜突然儂らの村を
怪物が襲った


村の人々は何の抵抗も出来ずに次々と
殺されていった


それでも戦わない訳にはいかなかった
何故なら儂らの後ろには三人の子供達が居る
未来を創る希望を命をこんな所で終わらせる
訳にはいかなかった


儂らは必死の思いで怪物と戦いサムだけは
逃がす事が出来た しかし娘夫婦は子供を
守ろうとして命を落とし 産まれて来た
ばかりの双子の男の子と女の子は見るも無残な
有様だった


そして生き残った村の人々も儂と兄のレッドを
含めても二十人に満たなかった


儂らは泣き叫び絶叫した そして必ず村人を
子供達の笑顔を未来を奪ったあの怪物を倒すと
心に誓った


無論復讐心だけでは無くあの怪物から世界の
平和を守る為にも 儂等のような犠牲者を
これ以上出さない為にも逃げる訳には
いかなかった


そしてその為に兄は生き残った村の人々と
あの怪物に襲われた世界中の仲間を集めて
組織を作り直し軍事組織レッドリボンを
作り出した


そして儂は研究に必要な材料や資源が豊富に
採れる南の都に研究所を移し 都に程近い
場所に作った研究施設でまだ微かに息のあった
子供達を助ける為に人造人間にする決意をした


儂は始めから実験は自分の身体でする
つもりだった しかし儂の研究の手伝いで
世界中から付いてきた人達が最初に自分達を
実験台にしろとそういった


人造手術は貴方にしか出来ない ならば貴方は
絶対に死んではいけない貴方が自らの
人造人間手術をするのは私達全ての人間の
実験データが取れた後です



未来在る子供にもう一度太陽の光を見せて
あげて下さいそう言って笑顔で実験台に
なってくれた


儂は流れる涙を拭う事もせずただただ
頷くしか出来なかった それからの二十五年間
儂は研究に没頭した


その間兄からの情報により色々な事が分かった
儂らの村を襲った怪物の正体は孫悟空と言う男で
その後の調査によりどうやら満月の夜に
あの怪物に変身するらしい事


ある日を境に性格が大人しくなった様だが
それでも十を過ぎる迄は時々満月の夜になると
忽然と姿を消している事 詳細までは確認は
出来ていないがその間大勢の人を殺している
可能性が高い事


幸か不幸か仲間達はその事実を知らない事
唯一人知っていたと思われるのは孫悟空を
拾ったと言う孫悟飯だけで有ろう事


そしてこれは良識の有る大人なら誰でも
分かる筈の事だが 本来の人格を隠したままでは
精神が成長しない事は直ぐに分かる 
即ち孫悟空
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