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ドラゴンボールIF
逞しく成長した嘗ての少年は今漸く家族と再会し彼等に一時の安らぎが訪れた・・そう束の間の安らぎが
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行きますピッコロさん!!  そうだ
その意気だもっと打ち込んでこい悟飯!! 
お前の全てを俺にぶつけてみろ!!  
うりゃあああ!!  良いぞ悟飯それでこそ
俺の弟子だ お前はもっと強くなれるぞ
心も身体も強い一人前の男にしてやる!!  
ねぇピッコロさん聞いても良いですか?  
むぅ何だ?  強さって何でしょうか・・
僕本当に強くなれてるんでしょうか?  
お前は強くなれてるさ・・良いか悟飯 
本当の強さと言うのはな腕力だけじゃない
寧ろ心こそが大切なんだ  心・・ですか?  
そうだ幾ら強い力を持っていても己の欲望に負けて
しまっては何の意味もない だからといって
人間である以上欲望を捨てる事は出来ん  
はい・・何となくわかります  必要なのは
欲望を制御する心 技術 身体つまり心技体の
精神を持つ者こそが真に強い者なんだ  
僕もなれるでしょうかピッコロさんみたいな
強い人に  あぁきっとなれるさ お前は俺の
唯一の弟子だもっと自信を持て  はい!! 
僕頑張ります!!  そうだ頑張れ悟飯」)・・


ピッコロの脳裏に懐かしい記憶が甦る あの時は
よもやこんな事になるとは思いもしなかった


悟飯にとっては本当に残酷な仕打ちだろう
そんな酷く落ち込んでいる悟飯に対しピッコロ
は少しの躊躇いの後孫悟飯の頭を撫でながら
優しい言葉をかける


ピッコロ「・・なぁ悟飯 今は辛いかも
しれんが決して目の前の現実から目を反らし
逃げ出すような事だけはするな どんなに辛い
現実でもそれを受け入れて生きていくんだ
それが出来るのが人間の強さだ そしてお前が
何時か大人になった時 胸を張って歩める
自分で在り続けろ お前ならきっと大丈夫さ
お前は俺の自慢の・・弟子なんだからな」


孫悟飯「ピッコロさん・・はい!! 
ピッコロさんの言葉絶対に忘れません
そして何時かピッコロさんのような強くて
優しい大人になってみせます!!」


ピッコロ「そうだそれで良い 頑張れ悟飯
常に心強く在れ」


そこには血の繋がり等関係ない一つの
立派な絆があった そしてそんな二人を
微笑ましく見ていたチチと牛魔王が楽しそうに
口を開く


チチ「はははっ おめぇ達似合ってるだぞ
二人でそうやってるとまるで本当の親子
みてぇだぞ」


牛魔王「んだ 見てる此方が恥ずかしくなる位
羨ましい親子に見えるべ」


孫悟飯「あはっ ピッコロさんが僕のお父さん
だったら本当に嬉しいな」


ピッコロ「親子か・・ふふ」


親子と言われ無表情を装いながらもピッコロの
表情は何処か嬉しそうだった


何故ならその言葉は ピッコロがずっと心
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