逞しく成長した嘗ての少年は今漸く家族と再会し彼等に一時の安らぎが訪れた・・そう束の間の安らぎが
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地球の神の審判により地球上から永遠に
ドラゴンボールが失われ 神と融合した
ピッコロによりナメック星との干渉が失われた
日から一夜明けたまだ朝早い時間に彼は居た
ピッコロ「・・(此れで良いんだ俺は一度
故郷を捨てた身だ それにナメック星には
俺以上の龍族の素質を持ったナメック星人が
居る 彼奴ならきっと近い将来ナメック星を
背負っていける程に成長するだろうさ)・・
新しい未来を切り開いていくのは
若者だお前ならきっとやれるさ ナメック星の
事は任せたぞデンデ 同じ龍族の血筋をもつ
兄弟よ」
・・ピッコロは庭に出て一人朝焼けに
包まれ始めた星空を見上げていた・・
・・星空の一つに永久の別れを告げた
ナメック星を重ねるピッコロ・・
・・その表情はとても悲しく寂しそう
だった・・
そんな彼に家の中から近づいて来る気配があった
それが誰か既に分かっていたピッコロは
驚く事もせずに只只星空を眺めていた
近づいてきた三つの人影はピッコロに優しさと
感謝の気持ちが込もった言葉投げ掛けた
牛魔王「ピッコロおめぇは知ってただな
悟空の事を・・ずっと儂等を守ってくれて
いただな 礼を言わせてくれ ありがとうだべ
ピッコロ」
チチ「迷惑かけて申し訳なかっただな
本当に感謝してるべ ありがとうピッコロ」
孫悟飯「ピッコロさん・・・お父さんは本当に」
ピッコロ「俺は只自分のやりたい事をしただけだ
畏まった礼等要らんさ」
自分達を心配してずっと側にいてくれて
その果てには 愛する祖国と別れまで
告げさせてしまった事に対し申し訳なさと
それ以上の感謝の気持ちを述べる彼等に
照れ隠しなのか或いは本当に何とも思って
いないのか 無表情に言い返すピッコロで
あったが その視線が哀しく辛そうな表情で
自分を見ている孫悟飯を見ると申し訳ない
気持ちで一杯になってしまう
だがそれも無理も無い事だろう まだ子供の
孫悟飯には気持ちの整理がまだつかないの
だろう
そんな悟飯を見ていると本当に申し訳ない
気持ちになってしまう
本当に不思議なものだと思う 初めて会った時は
殺してやりたいとさえ思っていたのに何時の間にか
この子の存在が俺の中でかけがえのない者に
変わっていった
・・(「甘いぞ悟飯!! 何だそのへっぴり腰は
身体のバランスがまるでなっていないぞ!! はい!!
そりゃあああ!! 駄目だ駄目だ俺教えを忘れたのか
力に頼りすぎるな!! はあ・・はあっ
何をやっている時間は待ってくれないんだ
休んでいる暇などないぞ!! はい
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