そして地球からは奇跡の力が喪われ 彼の者は帰るべき故郷を永遠に喪った
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空に構わず神様は
ゆっくりとピッコロの元に歩み寄る
その瞳には強い決意が表れていた
対するピッコロも全てを理解した様な表情で
それを受け入れていた
神様「我が魂の半身よ・・ピッコロよ
後は任せる」
ピッコロ「ああ分かっている・・遂にこの日が
来たのだな」
・・そして二人は最後の会話をした・・
ふと何か思い立ったのか 神様は視線は
ピッコロに向けたまま話し出す
神様「今から二十五年程前ある一つの村が
恐ろしい怪物によって滅ぼされた・・
生き残りは数える程しか居なかった
その中には当時五歳になったばかりの
男の子が居た」
孫悟空「はへ?・・それが何の関係が?」
いきなり話し出した神様に訳がわからない
顔をする孫悟空や訝しげな表情をするチチと
孫悟飯を横目に見ながら神は言葉を続ける
ピッコロ「・・(孫よ これが貴様の罪だ
・・済まん悟飯 お前を悲しませてしまうな
許してくれ)・・」
武天老師「・・(悟空よ己の罪を知るが良い
そして目を覚ますのじゃ)・・」
牛魔王「・・(悟空 いい加減目を覚ますだ
チチや悟飯を悲しますでねぇ)・・」
全てを知っているピッコロ達は孫悟空には
鋭い視線を浴びせチチや孫悟飯には痛ましげな
視線を浴びせていた
神様「その生き延びた五歳になったばかりの
子供は目の前で両親を殺され 生まれた
ばかりの双子の弟と妹を無残にも傷つけられ
心に余りにも痛ましい傷を負った少年は
・・少年はその後記憶を失い・・彼を慕い
愛してくれた小さな生き物と共に・・
砂漠の盗賊となった・・その日はとても
綺麗な満月の夜だった」
孫悟空「は?・・・え?・・・神様何を?」
孫悟飯「!?・・まさか・・砂漠の盗賊って
・・満月の夜って」
チチ「大猿か!?・・何て事を・・・
おめえは何て事を・・・何て事をしただ
悟空さ!!」
神様の言った言葉が理解出来ない孫悟空と
言った言葉を理解してしまったチチと孫悟飯
しかし悲しみの連鎖はまだ続く
神様「そして生き残った村の人々は復讐の為に
そして怪物から世界を守る為に少年の祖父の
兄がリーダーとなり軍事国家レッドリボンを
作り出した 人々から誤解され非難され
ながらも只一身に世界の平和を願い続けた
そして少年の祖父は瀕死の重症だった双子の
孫を助ける為に人造人間とする決意を固めた
・・これが真実だ悟空よ」
全てを知ったチチと孫悟飯は驚愕し怒り
悲しげな表情で孫悟空を見ていた
孫悟飯「お父さん・・ヤムチャさんを
・・それに人造人間って」
チチ「
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