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ドラゴンボールIF
そして地球からは奇跡の力が喪われ 彼の者は帰るべき故郷を永遠に喪った
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責任を取らなければならない


儂は今その為に孫悟空の前に立っている


ミスターポポの言った様に今の悟空は
ドラゴンボールに頼りすぎている


だが本来ならドラゴンボールは一度願いを
叶えたらその後数十年たたないと 願いを
叶えた代償の負のエネルギーが消えないのだ


儂はこれから悟空に最後の問い掛けをする
その結果次第では儂も覚悟を決めなければ
ならない


・・・・・・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・・


いきなりこの場に現れた地球の神様に
流石にチチと孫悟飯も何やら不穏な空気を
感じたらしく固唾を飲んで二人を見ていた


対するピッコロや武天老師に牛魔王は
これから起こる事を見逃すまいと耳を
そばだてていた


ピッコロ「神・・(そうか 遂にこの日が
来たのだな神よ審判の時が その答え次第では
俺も決意を固めねばなるまい)・・」


対する孫悟空は事ここに至ってもまだ状況が
飲み込めていない様だった そして事も
あろうに神様に楽しそうにお願いをしてくる


孫悟空「うへぇ神様じゃねぇか 丁度良かった
オラも話しがあったんだ実は 「孫よ質問は
一つだ」 よって神様?」


孫悟空の言葉を遮る様にして話し出した神様に
孫悟空は訝しげな視線を送るが 神様は只
その質問をする


孫悟空の仲間達にした様に そして同じ様に
迷い無く答えてくれると信じて


神様「・・悟空よお前が望むものはなんだ?
力か家族か お前が守りたいものはなんだ?
尽きる事の無い闘争心か愛すべき者か
・・さあ答えられる筈だ悟空よ」


これは神様からの孫悟空に対する最後の
慈悲であった


ピッコロ「・・・(孫よ これが神からの
最後の情けだ 頼むお前を信じさせてくれ
これ以上俺達を失望させるな)・・・」


武天老師「・・・(悟空よ お主は何と
答えるのじゃ)・・・」


  ・・しかし孫悟空は・・


孫悟空「は?・・いや・・・いきなりそんな事
言われてもよう」


  ・・答える事が出来無かった・・


ピッコロ「!?・・・・(そう・・か
・・そうなんだな・・そうなのだな孫よ
・・それがお前の答えか・・・見損なったぞ
孫よ)・・力に取り憑かれたか」


武天老師「何と・・・(悟空よ・・この
馬鹿者が・・お主には分からんのか・・
直ぐに答えられ無い事のその意味を)
・・この馬鹿弟子めが」


牛魔王「悟空・・・(何故だ悟空よ 
何で何も言ってくれねぇんだ)・・・悟空っ」


  ・・答える事が出来ない それ即ち
それこそが嘘偽りの無い明確な答えだった・・



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