そして地球からは奇跡の力が喪われ 彼の者は帰るべき故郷を永遠に喪った
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違って悲しみに満ち溢れていた
武天老師「ふぅ・・・」
まるでこれから話す事を躊躇っている様な
悔やんでいるような なんとも居た堪れない
表情だった
それを見て牛魔王は自分達に途轍もない
悲しい話だと気がついた様だが覚悟を決めて
先を促した
ゴクリ
牛魔王「武天老師様・・話して下さい
一体何があったんですか」
武天老師「うむ・・・話すべきかどうか
迷ったんじゃが・・やはりお主にだけは
話しておこうと思っての」
・・そして武天老師は牛魔王に全てを話した・・
・・孫悟空の嘗ての罪とこれからあり得る
恐るべき可能性を・・
・・武天老師の話が終わった時には
牛魔王は両手で顔を覆い隠していた・・
・・流れ出る涙を堪える様に悲しく
項垂れていた・・
・・武天老師も只只溜息をついて
項垂れるばかりだった・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
そして暫くして皆が戻ってきた
チチ「皆呼んできただぞ さあご飯にするべ」
孫悟飯「あはっ お腹すきました わぁあ
いらっしゃい武天老師様」
孫悟空「いやあ お腹ぺこぺこだあ
早く飯にしようぜ おうじっちゃん久しぶり
だなぁ どうしたんだ胴着なんか着て」
ピッコロ「っ・・武天老師・・(そうか
・・そうなのだな・・来るべき時が来たのか)
・・良く来たな」
武天老師「うむ・・(ピッコロ) ・・
お邪魔しておるぞ」
そうして彼等は和やかに食事を始めた
チチや孫悟飯 孫悟空は何も気がつかず食事を
始めるがピッコロは気が付いていた
武天老師と牛魔王の間に流れる哀しい空気を
何よりも武天老師が胴着を着ているその意味を
決意の現れを理解していた ついに来るべき
時が来たのだと そう理解した
そう来るべき時だ つまりは決別か否か
それを確かめる時が来たのだ 集まった皆が
何事もないように楽しく食事をしている
ピッコロも武天老師も牛魔王も普段と
変わらないような何気ない態度を装っている
そんな中食事の手を休め武天老師が何気なく
口を開く
武天老師「ところで悟空や今度の戦いは
どうじゃ 相手はかなりの使い手と聞くが
対策は出来ておるのか それに場所は
南の都じゃ まさか街中で戦う訳には
いかんじゃろう 仲間にも都の人々にも
多大なる犠牲が出るじゃろう ドラゴンボール
は一度死んだ人間は生き返らす事は出来んの
じゃぞ」
・・彼等は話をしていた・・
孫悟空「えっ・・いやぁ別に何も考えて
ねぇけど・・まあ仲間達だったらナメ
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