そして地球からは奇跡の力が喪われ 彼の者は帰るべき故郷を永遠に喪った
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罪を罪と知らずに更なる罪を重ね続けて
しまった罪深い男の罪か
それとも罪を罪と知りながらそれを咎め
ようともせずに更なる罪を重ね続けさせて
しまった罪深い男の罪か
・・自分の罪にすら孫悟は空気付けない・・
【(クククク)】
・・しかし彼等も又気付いてはいなかった・・
【(クハハハ・・クカカカカカカカカ!!)】
・・その者は闇の中で不気味に狂笑していた・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
一方ここは占い婆の宮殿 ここは人間界で
唯一死後の世界と繋がっている場所である
この宮殿の中なら霊は自由に行動出来る
この宮殿に今二人の老人が居た 一人は
この宮殿の主の占い婆
もう一人はその表情に後悔と懺悔の念を
刻こんだ老人だった その老人に占い婆が
皮肉の籠った声を掛ける
占い婆「のぅどんな気分じゃ お主の
蒔いた種を孫に押し付けるのは お主に
取っては嬉しい限りじゃろうなぁ・・・・
のぅ孫悟飯よ」
孫悟飯「違っ・・儂はそんなつもりは
・・儂は只・・くうっ」
占い婆「罪を自覚させずに無かった事にする
・・それこそが罪なのじゃよ」
孫悟飯「くぅうっ」
占い婆「・・・・ふん」
・・言葉に詰まる孫悟飯を占い婆は
何の表情もない瞳で見下ろしていた・・
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