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ドラゴンボールIF
そして地球からは奇跡の力が喪われ 彼の者は帰るべき故郷を永遠に喪った
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悟空さの馬鹿・・この大馬鹿野郎が!!」


孫悟空「だ・・大丈夫だってドラゴンボールが
あるし・・あっ・・そうだナメック星の
ドラゴンボールを最長老様に頼んで何人でも
生き返らせられるようにすればいいんだよ!!
じゃっちょっと行ってくるから待ってろよ!!」


  ・・そう言って己の罪を認めようとしない
憐れな男は謝罪の言葉すら浮かばずテレポート
で消えていく・・


  ・・しかしそんな事は誰も望んでは
いない・・


  ・・偉大なる龍族が一子がそんな命を
軽んじる真似は許さない・・


神様「愚かな・・悟空よこれ以上お前の
好き勝手にはさせんぞ」


ピッコロ「うむ・・奴の暴走を止めねばならん」


そう言って神様は最後にお互いに頷き合うと
手を伸ばしお互いの身体に触れた


その瞬間ピッコロの中に凄まじい力の奔流が
流れ込んでくる


神としての知識 経験 そして目覚める
ナメック星人屈指の龍族の超能力


  ・・そして二人は一つになった・・


  ・・一つなったピッコロからは凄まじい
迄の神々しい神気が溢れ出ていた・・


  ・・そうして彼は両手を頭上に翳し
力ある言葉を述べる・・


ピッコロ「龍族が子息ピッコロが命ず!!
我が命名において我以外のナメック星人の
地球への干渉を禁ず!! 龍族が一子
ピッコロが命ずる!!」


  ・・そして力ある言葉は言霊となり
地球全土を包み込む・・


ピッコロ「・・(去らばだ我が故郷よ)・・」


其所へ何も知らない笑顔の孫悟空が帰って来た


孫悟空「へへん 皆安心しろデンデが地球で
新しいドラゴンボールを作ってくれるってよっ
これでもう何回死んでも大丈夫だ・・・
あれ? デンデ?」


しかし孫悟空の後には誰も居ない 誰も
来る事が出来ない 地球に干渉する事も
出来ない そしてそれは同時に地球から
ナメック星への干渉をも失う事であった


  ・・地球上から奇跡の力は永遠に
失われた・・


  ・・そして偉大なる龍族の血筋は
永久に帰るべき故郷を失った・・


  ・・何も状況が理解出来ない孫悟空を
皆が冷たく見下ろしていた・・


牛魔王「チチ 悟飯 外に風に当たりに行くべ」


チチ「そっだな・・行くぞ悟飯ちゃん」


孫悟飯「う・・・うん」


武天老師「ふぅ・・・・儂も帰るとしよう
お邪魔したのう」


ピッコロ「近くまで送ろう・・(達者で
暮らせよ我が故郷の民達よ)・・」



そして皆其々の場所に散って行った 
それでもと彼等は思う これは一体誰の罪
なのか

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