哀しみは広がり仲間達はそれぞれの決意を固める
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れは当たり前の事だったのだ
悪い心を持た無い人間等この世に居る訳が無い
例え世間から隔離されて生きて来た人間でも
世間に出れば自ずと悪い心が生まれる
その例がピッコロだ それなのに人と関わり
世間を知りながらも悪心を持たなかった
孫悟空は異常者でしか無かったのだ
ブルマの中に余りにも遅すぎる後悔の念が
沸き上がる 何故あの時安心してしまったの
だろう 悪心を増幅させるアクナマイト光線を
受けても何も起こらなかった それ即ち
裏を返せば善の心等ひと欠片も持たない怪物が
まさしく悪鬼羅刹が眠っている事に他ならな
かったのだ
ブルマ「本当にそうよね・・・そんなの
人間じゃないよね・・どうしてこうなっ
ちゃったのかな・・孫君・・ねぇベジ?タ
教えてよ・・こんなの・・こんなのって」
ベジ?タ「ブルマ・・・・今は泣け俺様が
傍に居てやる」
ブルマ「うぅっう・・うぅああああああ
ああああああ!!」
べジータ「ブルマ・・(子供の心のまま
成長してしまった哀れな迷い子・・か
・・それが貴様の強さの正体だったのか
カカロットよ)・・だがそれでも貴様の罪は
消えない」
何時の間にかブルマはベジ―タの胸の中で
大粒の涙を流しながら泣いていた それを
ベジ?タは黙って抱き締めてやる事しか
出来なかった
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
時間は暫し流れる 場所は変わって此処は
孫悟空の実家の近くに在る山々に囲まれた
絶好の修行場
此処では孫悟空と孫悟飯そしてピッコロが
元気に修行をしていた
其処に何処からか足にカプセルコーポ
レーションのマークを付けたハトがピッコロの
元に飛んできた
ピッコロ「ぬ? あのハトは」
孫悟飯「あのマークはブルマさんの」
孫悟空「なんだ? 口になんかくわえてっぞ」
そのハトは修行をしていたピッコロの周りを
暫く回るとピッコロに口にくわえていた
手紙を渡し再び飛び立っていった
ピッコロは訝しみながらもその手紙を開いた
・・其処に書かれていたのは己が
以前から密かに恐れていた事だった・・
ピッコロ「な!?・・んだ・・と・・・・
やはりそうか・・嫌な予感が当たりやがったか
・・くそっ何て事だ!!」
孫悟飯「どうしたんですかピッコロさん
そんなに取り乱す何て珍しいですね」
孫悟空「どうかしたのかピッコロ」
突如叫んだピッコロに二人が尋ねるが
ピッコロは怪しまれないように自然に
手紙を折りたたむと当たり障りの無い
言葉で誤魔化す
ピッコロ「
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