哀しみは広がり仲間達はそれぞれの決意を固める
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孫悟空の隠された本性を聞かされたブルマと
ベジ?タは言葉を発する事なく暫し物思いに
ふけっていた
特にブルマにとっては長い間一緒に旅をした
仲間が正かあのフリーザをも遥かに超える
残虐性を秘めていた等悪夢以外の何物でも
無かった
その一方で本来なら戦う筈の相手であった
人造人間やドクタ?ゲロがヤムチャの
家族であったと言う真実とドクタ?ゲロの兄が
総帥たるレッドリボン軍が世界中の都市等を
武装して徘徊していたのが市民を傷つける為
で無く その逆の市民を守る為であったと言う
真実もブルマを打ちのめしていた
そしてその市民を傷付ける相手が孫悟空で
あったとはなんと言う皮肉であった事だろうか
そしてヤムチャもカプセルコーポレーション
から旅立って行く
ヤムチャ「それじゃ俺もそろそろ行くよ
行こうプーアル出発だ」
プーアル「はい ヤムチャ様」
そう言って今までずっと側で待っていた
プーアルと共に飛空挺に乗り込もうとする
ヤムチャにブルマが優しく声を掛ける
ブルマ「ヤムチャ・・家族と分かり合えたら
いいね あんたがしっかりするのよお兄ちゃん
なんだからね」
ヤムチャ「ブルマ・・気がついてたのか
・・サンキュー・・じゃあなベジ?タ
・・ブルマを頼む守ってやってくれ」
ベジ?タ「あぁ・・・任せておけ」
最後にベジ?タと視線を合わせ頷き合うと
ヤムチャは二人から離れ飛空挺で飛び
立っていく
恐らくは二人にはヤムチャがこれから何処へ
行こうとしているのか分かったのだろう
暫くそれを見送っていたブルマが突然話し出す
ブルマの脳裏には過去のある出来事が
去来していた
ブルマ「あのね・・ずっと昔の事なんだけど
・・孫君ね占い婆様の舘でアックマンと言う
怪人と戦った事があるの」
ベジ?タ「アックマン・・聞いた事の無い
名前だがそいつがどうかしたのか?」
ベジ?タの言葉にブルマは一瞬躊躇った後に
話し出した
ブルマ「うん・・その時にね孫君アクナマイト
光線て言う人間の悪の心を極限まで増幅させる
攻撃を受けたの でもね・・・何も起こらな
かった」
ベジ?タ「そんな事があったのか・・ブルマよそれは
とんでもない人格破綻者だぞ・・哀れな奴だ・・
悪い心を持たん奴等この世の何処にもいない俺様の
中にだって未だに悪心は燻る事無く存在する そして
そいつは永遠に消える事はない・・それこそが人間の
証なんだからな」
ベジ?タの言葉にブルマは深く項垂れる
その目には何時の間にか涙が滲んでいた
考えてみればそ
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