もう1つの真実
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「そんな・・・そんな事って」
・・ヤムチャとブルマの生唾を飲み込む
音が辺りに響いた・・
暫く項垂れていたヤムチャが1つ溜め息を吐くと
ぽつりと呟いた
ヤムチャ「ならこの事も話しておいたほうが良いかも
知れないな」
ブルマ「この事って?」
ベジータ「カカロットに関係ある事なのか?」
ヤムチャ「あぁ・・・あれは今から大体25年も前の事だ
その日が俺にとって否俺達の村の人々にとっては全てが終わり
全てが始まった日だった」
そしてヤムチャは話し出した 今まで信じていたもの全てが覆る
驚愕の真実を
・・俺は最近何時も同じ悪夢を見る・・
ナメック星の戦いが終わって俺が生き帰って
から殆ど毎日の様に見ている
「ほらごらんなさいサム 貴方の
弟と妹よ ははははめでたい事だ
何せこれからこの村を担っていく新しい命の
誕生だからな うむその通りじゃサムよ
この二人に負けないよう立派なお兄ちゃんに
なるんじゃぞ うん僕立派なお兄ちゃんに
なってみせるよ!! ははははその意気だ
サム頑張れよ む?・・何だか村の外が
騒がしいな 本当ね何かあったかのかしら
皆大変だ!!化け物が現れたぞ!!
早く避難するんだ!! 化け物だと!?
まさか最近噂になっておる満月の日に表れる
という奴か!? ではあの噂は真実だった
のか!! こうしてはおれん儂は直ぐに組織に
連絡を取る村の守りを固めなければ!!
駄目じゃ!? 見ろもう奴が来ておるぞ!!
己ぃ!! 成らばせめて子供達だけでも
逃がさなくては!!」
最初は幸せな夢だった 知ら無い筈なのに
心の何処かで懐かしいと感じる自分が居た
それは心の何処かで望んでいたありふれた
幸せの光景だった
だけどその幸せは束の間の儚い幸せだったんだ
全ては彼奴が来たせいで終わりを告げたんだ
「早く逃げなさいサムゥウウ!!
早く子供達逃がすんだ化け物が来るぞ!!
父さん母さん!! 早く行けぇええ!!
来い化け物息子には指一本触れさせん!!
何があっても諦めちゃ駄目よ強く
生きるのよサム うぁああああ!!
父さん!! 母さん!! 嫌だぁああ
僕を置いていかないでよ!! 何処に居るのっ
僕を一人にしないでよお!!」
ガバァ!!
ヤムチャ「うあああああああ!! 逝かないで
くれぇえええ!! 親父!! お袋!!
逝かないでくれええ!!」
プ?アル「大丈夫ですかヤムチャ様!!
大分魘されてましたよ 酷い汗ですよ
・・また同じ夢を見たんですか」
ヤムチャ「はあ・はあ
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