第十七話 赤面の吸血鬼
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が、そいつからこの依頼書が届いたんじゃ。赤面の吸血鬼のせいで、正規ギルドに依頼書を出すのも禁止されておるんじゃが、アレクは奴等の隙を見て、この依頼書をわしの所に送ったんじゃ。助けに行きたいのは山々なんじゃが、わしももう年じゃ。そこで、お前達にこの依頼を頼みたいんじゃが、引き受けてくれんかのぉ〜?」
すると、俺の横にいたナツが炎を纏った右手を広げた左手の平にバフッ!とぶつけた。ナツはニヤッと笑うと、
ナ「面しれぇ〜じゃねぇか。俺はその依頼、引き受けんぞっ!!」
はっきりきっぱり断言した。
ハ「おいらも行くよっ!」
エ「私はもちろん行きます。」
ル「私も行くっ!報酬は一人40万J。家賃が払える〜♪」
ルーシィが目をキラキラ輝かせる。お前は金の亡者か・・・
グ「俺も行くぜ。赤面の吸血鬼の奴等にガツンと言わせねぇとな。」
ウェ「私も行きます。」
シャ「ウェンディが行くなら私も行くわ。」
シ「俺も。赤面の吸血鬼の奴等に腹が立つから、一発ぶん殴ってやりたいぜ。」
それと、奴等に『命』の大切さを学ばせてやりてぇんだ。『命』は神からの贈り物だ。死んだら『命』を神に返さねぇといけない。『命』がある『人生』を思う存分楽しまねぇと、神に失礼だろ?奴等は他人の『命』を、『人生』を奪い取っているんだ。ぜってぇ〜に許さねぇっ!!
マ「スマンのぉ〜。ナノハナの街までマグノリアから列車で四時間で行けるはずじゃ。」
「列車」と聞いたナツの顔が一気に青ざめるのを俺は見逃さなかった。
ナ「れ、列車・・うぷ・・・」
ナ以外「想像しただけで酔うなっ!!!」
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という訳で、俺達は闇ギルド赤面の吸血鬼を討伐する為に、ナノハナの街に列車で四時間掛けて向かっているって訳だ。
エ「マスターからの話によると、赤面の吸血鬼は金を選んで暗殺系ばかりの依頼を遂行し続けたんだ。」
読者の皆さんは知っていると思うが、本来暗殺依頼は、評議会の意向で禁止されているんだ。てか、どこのどいつが暗殺なんて依頼するんだよ?
エ「結果、三年前に魔道士ギルド連盟を追放された。解散命令も出されたが、奴等はそれを無視。」
グ「なるほどな。今は闇ギルドとして、ナノハナの街を支配してるって事だな。」
闇ギルド。その大半は解散命令を無視して、闇の中で活動し続けているギルドの事。俺は今回が初めてだが、
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