第十七話 赤面の吸血鬼
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ガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトンガタンゴトン・・・シュポーーーーーーーーーーッ!!!
俺、ナツ、ハッピー、ルーシィ、グレイ、エルザ、ウェンディ、シャルルの六人+二匹はナノハナという街行きの列車に乗っている。
ナ「ぅ・・ぅぷ・・・」
ハ「ナツ、大丈夫?」
俺の向かいでナツはすでにグロッキー状態。おいおい、まだ二時間しか乗ってないぞ。
ウェ「ナツさんにとって、列車に二時間も乗っているというのはかなり過酷なものなんですよ。」
シャ「あんたは気楽で良いわねぇ〜。」
俺、そんなに「気楽」に見えるのか?まぁ、そんな事はどうでもよくて、何で俺達がナノハナの街行きの列車に乗っているかというと・・・ちょうど三日前の事だ。
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マ「お〜いお前等、ちょっと来てくれぃ。」
マスターが俺達に向かって手招きをしている。
エ「マスター、何か用ですか?」
エルザが尋ねると、マスターは無言でエルザに一枚の依頼用紙を渡した。エルザはそれを受け取り、俺達にも見せる。依頼用紙には【闇ギルド赤面の吸血鬼討伐 320万J】と書かれていた。
ル「赤面の吸血鬼?」
グ「聞いた事もねぇな。」
俺も初めて耳にした名の闇ギルドだ。
マ「ここから西に行った所にあるナノハナという街にある闇ギルドじゃ。」
ナ「ナノハナ?」
シ「そんな街あったか?」
マ「聞いた事が無いのも無理は無い。なんせ人口が五百人だけの小さな街じゃからのぉ〜。」
リンドウ村よりでかいんだな。そんな小さな街にこんな闇ギルドがあるのか?
マ「元々ナノハナの街も、人口は三万人もいたんじゃ。じゃが、その闇ギルドのせいで人口は激減してしまったんじゃ。」
三万人から五百人!?何で一気にそんなに激減するんだよっ!?
マ「三年前、闇ギルド赤面の吸血鬼が誕生してから、ナノハナの街は赤面の吸血鬼によって支配されてしまったんじゃ。逆らった者はすぐに、あの世行きじゃ・・・」
マスターの言葉に俺は息を呑む。ナノハナの街の人たちは、赤面の吸血鬼の奴等に逆らって・・・だから人口が激減しちゃったんだ。俺はだんだん赤面の吸血鬼の奴等に腹が立ってきた。
ル「酷い・・・」
ルーシィが口元に手を当てて小さく呟いたのが聞こえた。
マ「ナノハナの街に、わしの知人でアレクという奴がいるんじゃ
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