スーパーロボット大戦OG外伝
0512話
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ていく事になる。特に技術班!」
俺の説明を当然とばかりに聞いている技術班へと視線を向ける。
「お前達が魔法球の中に入りすぎているのが問題の発端だ。確かに研究時間が増えるのはいいだろう。だが、今も言ったように使えば使うだけ歳を食っていくんだと理解しているのか?」
「隊長、そのくらいは覚悟の上で使ってます!」
技術班の1人がそう言い、他の者達も頷いている。
「確かに覚悟の上だというのはいいが、お前達技術班はある意味で俺達シャドウミラーの要だ。他の世界にある技術を習得して融合する事が出来る。それが俺達シャドウミラー最大の利点なんだ。そのお前達が魔法球の使いすぎで真っ先に老衰して死んでしまったりしたら洒落にならないだろう。兵士とかなら量産型Wでどうにでもなるが、お前達のような研究者、一種の職人は量産型Wで補充出来ないんだからな」
幾ら量産型Wが一流と超一流の壁を越えつつあるとは言っても、それはあくまでも兵士としての技量だ。平行世界間の技術を融合させたり、あるいはより進化させるといったように、一種の創造性を求めると言うのはさすがに無理がある。
……今のレモンの様子を見る限りだと、いずれ本気でそのレベルの量産型Wを作り出す可能性もあるけどな。少なくても今はまだ無理だ。
「で、だ。お前達が老衰で死ぬような事になっては困るから、シャドウミラーの魔法顧問でもあるエヴァにどうにかならないか相談してみた。エヴァ」
俺に呼びかけられてエヴァが頷き口を開く。
「良く聞け、貴様等。貴様等が爺にならないように魔法球による老衰対策を考えてやっている所だ。まだ確実にとは言えないが、ある程度の目処は立ったとだけ言っておこう」
「え? 本当? エヴァにゃん、どんな手段か教えてくれ!」
技術班の1人がそう叫んだ途端エヴァの背後に氷の矢が作られ、飛んで行く。
「ひぎゃあっ!」
「誰がエヴァにゃんだ、この馬鹿者が。手段については取りあえずは秘密とする。何しろまだ確実に成功するかどうかも不明だからな。だが上手く行けば、魔法球の中に入っている間だけではあるが限定的な不老にする事が出来るかもしれない……とだけ言っておく」
不老。その言葉がエヴァの口から出ると技術班の面々は……否、技術班だけではなく、ムウやイザーク。そしてエザリアまでもが興奮の声を上げる。
……特にエザリアがいつもは冷静極まりない態度をかなぐり捨てて、頬を興奮で真っ赤にしているのは……まぁ、エザリアもやっぱり女だったって事だろう。個人的には十分若いと思うんだけどな。だが交渉がメインのエザリアだから魔法球の恩恵はそれ程受けられないと思うんだが。
いや、それでも1時間で2日分の休憩を取れて尚且つ歳を取らないというのは魅力的なんだろうな。
そんな風に
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