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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0512話
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「アクセル、これは……」

 犬と猫の炎獣が周囲を転げ回っている姿に目を奪われながらも、スレイが思わずといったように呟く。その隣では、オウカが空中で戯れている蝶と小鳥の炎獣に目を奪われていた。

「さっきも言ったように、俺は人間じゃない。いや、正確に言えばネギま世界の中にある魔法世界という異界で、人間から混沌精霊という存在に転生したと言ってもいいだろう」
「転生、ですか」

 ふとオウカがこちらへと近づいて来て、炎になっている右手ではなく左腕へと触れてくる。

「精霊と言う割にはきちんと肉体がありますね」
「まぁ、その辺が混沌精霊という特殊性故なんだろうな」
「その、転生してもアクセルさんはアクセルさんなんですよね? アースクレイドルで私やゼオラとの事は……」
「その辺は問題無い。そう言う意味で言えば俺はあの時と何1つ変わっていないさ」

 悲しげな目をして俺の方を見ているオウカに、右手を炎から実体に戻してから励ますように肩を叩いてやる。

「そうですか。ここにいるアクセルさんが、私の知っているアクセルさんなら私としては何も問題ありません」
「……そうだな。そもそも私とアクセルが親しくなったのはここ最近になってからだ。それならば今のアクセルが昔のアクセルと違うからと言って文句を言うような義理は無い」
「親しく、ですか?」

 何故かジトッとした目でスレイを見るオウカ。その目に気が付いたのだろう。スレイは慌てて首を振る。

「か、勘違いするな。別に親しくとか言っても仲間としてだ。別にだな、その……」

 何やら言っているスレイだが、俺がそこに突っ込む前にレモンが口を開く。

「それで、魔法球がどうとか言ってたけど……その話はどうなったの?」
「っと、そうだったな。それを忘れてた」

 チラリとエヴァの方へと視線を向けると小さく頷く。あの様子だと検討するとか言ってたけど何とかなりそうなのだろう。
 まずは魔法球とは何かというのを知らないオウカ、スレイ、フィリオに向かって説明を開始する。

「ネギま世界には魔法と言う技術があるのはもう理解したな? そうなると当然魔法を使った道具、いわゆるマジックアイテムというものも存在する訳だ。で、先程から言っている魔法球。正式名称ダイオラマ魔法球というマジックアイテムだが、その中では48時間過ごしても外では1時間しか経っていないという効果を持つ」
「……そう言えば、私が以前来た時に魔法球がどうとか言っていたが……」

 スレイの言葉に頷く。

「そうだ。その時の奴だ。ただ、あの時はまだスレイが確実にシャドウミラーに所属するとは限らなかったので誤魔化させてもらったがな。そのダイオラマ魔法球だが、外と中で時間の流れが違うと言う事は当然中にいればいる程歳を取っ
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