ショッピングとアウトドアにはサプライズがつきもの
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!」プルん
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
こんな風に揺れるアレに気を取られて全く集中できないので、頭脳系のゲームにしたのだが・・・
「クソ〜!勝てないッ!」
「ふふふ。私も結構やるでしょう」
明晰な明に勝とうというのが間違いだった。
そんなこんなで二時間が経過し、何故かビリヤードをしようという時だった。
「あ、やっと見つけたよ」
知らない女性が声をかけてきた。いや、否、
「こんなところにいたんだ、【お兄ちゃん】」
久しぶり過ぎて、一瞬、知らない人かと思った【妹】が声をかけてきた。
「・・・・・・!!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!??????」
目を見開く明と、その十倍は驚いている宏助が【妹】を見る。
「本当に・・・・お前なのか・・・?」
宏助は目の前の妹をまだ認識できない。
「またまた〜、まだ分からないの?」
目の前にいるのは、かろうじて宏助が三年前にいた実家に住んでいた妹の面影を残した大人の女性。
ほどよいサイズの胸を露出した、大きく胸元の開いたカットシャツ、細くスラーッと長い脚を包み隠すようなスウェット。
ポニーテールと、身体に似合わない童顔、クリクリッとした大きな目でやっと妹だと分かる。
「・・・・・宏助さん・・妹がいたんですか?」
「・・・はい・・。でも・・お前なんでココに?」
「あら〜。お兄ちゃん明さんに私のこと話してなかったの?はじめまして、明さん。伊島蘭といいます」
「!お前なんで明さんの名前を!」
おもわず身を乗り出しかけた宏助に、
「・・・!待ってください宏助さん!この人、神条財閥専属のSPです!SPが皆つける、家紋を刻んだピンバッジをしている!」
明の以外な一言が釘を刺す。
「よく分かりましたね。さすがの観察眼。私は、神条総帥の専属SP。今日は、フリーですけどね」
「・・・!なんでお前がそんなことやってんだ!?」
さっきから驚かされるばかりである。
「・・・・・・それについては、議論する必要があるようですね」
「・・・・!」
突如、明さんの眼から鋭い光が蘭を刺す。宏助はその雰囲気に気圧され何もいえなくなる。
「アナタ・・・・・」
「何?これのこと?」
明が何かを言おうとした瞬間、
蘭はビリヤードの机を、
ヒュン!
「「・・・・・・なッ!!!!」」
バキッィッツ!
思い切り叩き割った。
「・・・・なんだこの力!!」
「・・・・宏助さんと同じ力・・・・」
宏助と明が戦慄するなか、当の本人は至って呑気だ。
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