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【ネタ】 戦記風伝説のプリンセスバトル (伝説のオウガバトル)
14 黒騎士と伝説 その三
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意味当たり前で。
結論からすればできた。
ただし、呪文改造してデフグルーザで水属性最大に引き上げるという必要があるのだが。
神様万歳である。
なお、オウガバトルの神々には水神グルーザの他に、海神バスクという神様がいらっしゃったりするのだが、もちろんポルキュス含めてマーメイドはそっちの信者だったりする。
長くなったが、要するに水の浄化は魔法で可能なのだ。
今までは人魚が浄化していたのだろうが、人魚の手では追いつけないほど人間が多い事が問題だったのである。
だったら、人間も浄化に手を貸せばいいよねという訳で。
「水神を統べる偉大なるグルーザよ、我らに清らかな水の庇護を与えたまえ!
デフグルーザ!!」
私が呪文を唱えると、今回の実験の補佐をしてもらっているウィッチのオデットがそれに続く。
「災厄の泥沙にまみれ、汝の汚れた水を濯がん、
クリアウォーター!!!」
クリアブラッド改良呪文。
クリアウォーター誕生の瞬間である。
桶の中の汚水が見る見る透明になってゆくのを見て、ポルキュスとケートーが手を取り合って涙を流して喜んでいる。
なお、この世界変身呪文もある(どこかの屍術師が鳥になったり)ので彼女達はひれを足に換えて陸の上に上がっていたり。
なるほど。人魚姫の話を考えるとこれもありだよなぁと納得。
話がそれたが、デスティンとデボネア将軍と大神官ノルンもこの浄化に驚きの顔を晒すが、この実験設備を用意したトードは渋い顔のままだ。
「あら、浮かない顔をしているわね。トード?」
「そりゃしますよ。
これを町のろ過でやったらどれだけの人員と予算が飛んでゆくか」
「それが狙いよ。
雇用ができれば、スラムの人間を雇える」
トードだけが私の話の持つ意味に感づいた。
スラム救済は大神官ノルンに許しを請うだけの価値があるイベントだと。
スラムの連中はその貧困からかCやNが多く、ニンジャやウィッチになる連中が多い。
そんな彼らが使える補助魔法で水の浄化が行える。
雇用ができて賃金を得られるならば、彼らはスラムから自発的に出てゆくだろう。
策は重層的に。
重ねれば重ねるほど威力が大きくなる。
「姫様の狙いは分かりました。
ですが、それを成す莫大な資金はどうするので?
大神官ノルン様への許しを請う為にゼノビアとゴヤスぐらいは私の私財を出しましょう。
ですが、王国全土にこれを作るとなると私の私財では到底足りませんよ」
トードの言葉に耳を傾けながら、私はポルキュスとケートーの方に振り向く。
少なくとも、ポルキュスは私の話を信用したいとは思っているみたいだが、トードの言葉に最後の一線を越えられないらしい。
では、最後の一線を彼
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